コロナが生んだ新しい概念「職住融合」一部屋増やすと予算はどのくらい増える?第1弾
「職住融合」という言葉を聞いたことはありますか?新型コロナウィルスの影響でテレワークが増え、住まい選びに新たなトレンドが生まれています。
そこで今回は、「職住融合」を快適に叶えるために一部屋増やしたら、住居費はどのくらい変わるのか?を検証してみました。
職住融合とは?
「職住融合」とは、「住むこと」の中に「働くこと」を考えた家づくりのことです。
たとえば、お子様を育てながら、仕事も集中できるように仕切りを設けたり。
夫婦それぞれが、別室でビデオ会議ができるように「一部屋多い間取り」というのも選択肢になります。
実際に、テレワークをきっかけに引っ越しをした人が多い!という調査結果もあります。
アンケートを見てみると実際に引っ越した人たちは10%、まだ引っ越しはしていないけど前向きに引越しを考えている人が27%いることがわかります。
まだ具体的に考えてないけど、引っ越しはしてみたいと考えている人も15%います。
実に52%の人が引越しについて考えた、もしくは実際に引っ越しをしたという結果でした。
マンションの間取り、適切なのは?
そもそも、人気のマンションの間取りって、どのくらいなんでしょうか。いまのところ、多いのは3LDK のようです!(2020年8月/2021年3月)
不動産経済研究所が発表したデータによると、2020年8月に都内で販売されたマンションは757戸のうち、契約されたマンションは464戸(61.2%)でした。
そのうち契約に至ったマンションの間取りの割合は、2LDKは30%、3LDKは45%、4LDKは1%でした。
約5割は3LDKの物件で占めています。
テレワーク用?趣味用?もう1部屋を検討してみよう!
夫婦と子ども1人の、3人家族の場合を考えてみましょう。
1人に1部屋あてるとしたら3LDK、プラス自由に使える部屋を一つ増やすと、4LDKとなります。
3LDKに必要な面積の目安70平米、4LDKだと目安80平米だとすると、10平米ほど余分に必要そうですね。
首都圏のマンションの平均平米単価が93.3万円(※1)なので…
3LDK・70平米のマンションを購入するのと、4LDK・80平米のマンションを購入するのでは約933万円(10平米×93.3万円/平米)の差が出ることになります。
住まいの価値を考えれば妥当?
都内で、もう一部屋増やそうと思うと、予算が約1000万円増えそうです。
住みやすさ×働きやすさを住まいの目的に入れるのであれば、妥当な範囲でしょうか?それとも高すぎるでしょうか?
コロナによって住まいに対する価値観が変わったのは、皆さんも体感していると思います。
新しい概念、新しいライフスタイルが創造されている真っ只中である今、生活の基盤である住宅について考える良いタイミングかもしれませんね。
次回予告!
1部屋の追加で1000万円もかけられない!「もう少し低予算で・・・。」とお考えの方向けに・・・
次回!「4LDKなのにこの価格?!」お得な物件紹介しちゃいます。次回もお楽しみに!