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【2023年版】東京23区で子育てしやすいおすすめの区は?ファミリーが住みやすい区はどこ? ~第2弾~

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はじめに

前回に続き、今回も、弊社が独自の基準で判定した、東京23区内の子育てしやすいオススメの区をご紹介します。
判定の軸は、子育て制度・待機児童数・入園決定率・治安の良さなど!

前回は、子育て制度が充実している杉並区と世田谷区をご紹介いしました。今回は公園などの周辺環境が充実した練馬区、葛飾区、江戸川区をご紹介します。これからお子様が生まれるご夫婦や、すでにお子様がいらっしゃる方、是非ご参考にしてくださいね♪

「子育てしやすい区」の判断基準 

弊社では、口コミなどの一般的な要素の他に、AIを活用して下記の4つの軸に基づいて「子育てしやすさ」を分析しました。 

1 子育て支援制度の充実度
2 待機児童数の少なさ
3 入園決定率
4 治安

 その結果、今回ご紹介する「子育てしやすい区」はこちら!

1. 練馬区
2. 葛飾区
3. 江戸川区


1.子育てしやすい区:練馬区

練馬区は、東京23区の最西端にある区で、豊島区、中野区、西東京市、埼玉県と隣接しています。面積は48.08km²で23区中第5位の広さです。練馬区の中でも、光が丘、石神井、大泉学園のエリアは人気がありますよね。
では、詳細を見ていきましょう。

練馬区の子育て制度

練馬区は、区のサイト内に、子育てについての詳細ページを設置してます。
また、区の公式サイトとは別に、練馬区が補助している「ねりこそ@なび」というサイトの運営をしています。子育てに熱心な区であることが伝わってきます。

練馬区の子育て制度について一部まとめてみました。

・児童手当(1人あたり0.5~1.5万円 収入制限あり)
・児童育成手当(父母が離婚、死亡等 1人あたり1.35万円/障害がある場合は1.55万円 収入制限あり)
・第3子誕生祝金(第3子以降の出産ごとに20万円)
・子ども医療費の助成(健康保険に加入している15歳までの児童)
・家庭的保育事業(保育ママ)
・居宅訪問型保育事業(待機児童対策)

練馬区特有の制度として、家庭的保育事業(保育ママ)があります。これは、保育士や教員の資格を持つ認定保育者が、自宅の一部を使って保育をしてくれる事業です。施設ではなく、家庭的な保育を受けられるので、共働きで育児に手が回らない家庭には嬉しい制度ですね。練馬区内には約60人の「保育ママ」がおり、練馬区のサイト内で、氏名と住所、保有資格、空き状況を確認できます。

待機児童数

待機児童数・・・2022年は0人
2019年には14人の待機児童数がいた練馬区ですが、2020年には11人になりました。着実に減っているようです。

練馬区の直近5年間における待機児童数の推移を表にまとめました。

年度待機児童数変化
2022年0人(変化なし)
2021年0人( 11人)
2020年11人( 3人)
2019年14人( 65人)
2018年79人

入園決定率

・入園決定率は78.2% 

練馬区の直近5年間における新規入園決定率の推移を表にまとめました。

年度入園決定率変化
2022年78.2%( 0.1point)
2021年78.3%( 0.5point)
2020年78.8%( 0.3point)
2019年78.5%( 0.3point)
2018年78.8%

※保育園への入りやすさを判断するとき、待機児童数だけでなく「入園決定率」にも着目することをオススメします。「入園決定率」とは・・・保育園の入りやすさといえば、待機児童数を思い浮かべがちですが、もうひとつ注目したいのは、保育園の「入園決定率」です。 「入園決定率」は保育園を考える親の会が独自に調査している数字で、認可の保育施設に新規の入園を申し込んで認可の保育施設に実際に入園できた児童の比率を表しています。
 

治安情報

弊社AIは23区の全エリアについて治安を分析していますが、その中から主要エリアの分析結果をいくつかピックアップしました。

田柄5丁目

光ヶ丘7丁目

東大泉2丁目

上石神井町2丁目

以上から、練馬区は比較的、子育て制度が充実して、治安も良いと言えます。 最後に、練馬区は公園が多い区です。(練馬区 公園数687か所、世田谷区 公園数561か所、大田区 公園数557か所、足立区 公園数516か所、江戸川区 公園数475か所(2020/4/11))光が丘公園、大泉中央公園、石神井公園などがあり、特に光が丘公園は、練馬区のなかで最大規模の緑豊かな公園です。また、区が運営しているボール遊びができる公園検索サイトもあります。 
ねりまっぷ>緑の情報農園・公園>ボール遊び場で検索すると、ボールを使える公園が一覧で出てきます。公園のボール制限も気にせず、お子様と一緒に楽しく遊べますね。

続いて、2つ目の子育てにおすすめの区は?

子育てしやすい区その2:葛飾区

葛飾区は東京23区の東部に位置します。北は埼玉県、東は千葉県、西は足立区と荒川区、南は江戸川区に隣接している区です。
葛飾区は埼玉県・千葉県にも隣接しているため、区外へのアクセスもよいことが特徴です。亀有は、漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」で有名な街のひとつですね。
では、詳しくみていきましょう。

①葛飾区の子育て制度

・出産育児一時金(42万円)
・児童手当(5000円~15000円/月 中学生まで)
・マタニティパス(母子健康手帳の交付を受けてから1年を経過していない方に5,500円分をチャージした交通系ICカードを交付)
・三人乗り自転車等購入費助成事業
(購入金額の2分の1を助成します。ただし、助成金の上限は3万円)
・ひとり親家庭への支援
・子どもの医療費助成
・未熟児の養育医療の助成
・乳幼児健康診査および5歳児健康診査
・出産費用の援助(経済的理由がある家庭のみ)
・こんにちは赤ちゃん訪問事業
・多子世帯の保育料減免制度
・私立幼稚園での2歳児の受け入れ
・私立幼稚園園児保護者負担軽減助成

子育て制度は、かなり充実しています。

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三人乗り自転車の助成金なんて、面白いですね!

②待機児童数 

待機児童数・・・2023年は0人
葛飾区は、2020年度の待機児童数が21名となり、前年度の54名と比べ大幅な減少がみられました。

葛飾区の直近5年間における待機児童数の推移を表にまとめました。

年度待機児童数変化
2022年0人(変化なし)
2021年0人( 21人)
2020年21人( 33人)
2019年54人( 10人)
2018年64人

この表から、葛飾区では2018年に64人の待機児童がいたものの、その後減少し、2021年と2022年には待機児童数が0人になっています。これは葛飾区の保育環境が改善されていることを示しており、待機児童問題が解消されつつあることが伺えます。

③入園決定率

・入園決定率は85.7%

飾区の直近5年間における新規入園決定率の推移を表にまとめました。

年度入園決定率変化
2022年85.7%( 0.3point)
2021年86.0%( 1.2point)
2020年84.8%( 6.9point)
2019年77.9%( 2.5point)
2018年80.4%

この表から、葛飾区の新規入園決定率は2020年に大幅に上昇した後、比較的安定していることが分かります。特に2021年と2022年ではほぼ変わらない割合を保っています。これは「認可保育園に新規入園できた児童数」÷「認可保育園に新規入園申請をした児童数」の割合を示しており、保育園の入りやすさに直結する重要な指標です。

④治安情報

弊社AIは23区の全エリアについて治安を分析していますが、その中から主要エリアの分析結果をいくつかピックアップしました。

葛飾区の新宿6丁目

南水元3丁目

金町6丁目

3.子育てしやすい区:江戸川区

江戸川区は、東京都の北東部に位置し、面積は49.86km²。 東京23区内では4番目に大きい区です。
JR京葉線や東京メトロ東西線が通っているため、千葉県へのアクセスも非常に便利です。東京駅も片道15分で行けます。また、ディズニーランドまでも近く、江戸川区の北部に位置する小岩駅から約30分で行けます。
また、公園が多く23区内で公園面積が1位!で、 483箇所もの公園があります。葛西臨海公園、地下鉄博物館、江戸川区自然動物園もあり子育て環境も充実してます。

①江戸川区の子育て制度


・妊娠時の医療費助成制度
・出産育児一時金(上限42万円)
・児童手当(1人あたり1~1.5万円/月)
・児童育成手当(1人につき月額13,000円)
・保育ママ制度 (区の認定を受けた「保育ママ」が子供を預かってくれます。月額1万の基本料、1時間400円)
・一時保育(6か所の保育園で実施。2,000円/4時間まで、4,000円/4~8時間)
・「よちよち応援隊」 (0歳児のお子様がいる方の自宅に区民のヘルパーが来て、家事・育児の手伝いをしてくれます。)
・冊子「えどがわ子育てガイド」の作成
・子ども医療費助成制度
・乳児養育手当(ゼロ歳児のいる家庭に月額13,000円を支給する制度です)
・児童扶養手当
・ひとり親家庭の医療費助成
・ひとり親家庭民間賃貸住宅家賃等助成
・ひとり親家庭ホームヘルプサービス
・母子家庭等への融資(母子及び父子福祉資金・母子福祉生活一時資金)
・母子福祉生活一時資金
・ひとり親家庭自立支援給付金事業
・子ども食堂事業
・子どものショートステイ事業・児童手当(中学校修了まで)

 子育て制度がかなり充実している印象です。

②待機児童数

 ・待機児童数・・・2022年は0人

江戸川区の直近5年間における待機児童数の推移を表にまとめました。

年度待機児童数変化
2022年0人( 49人)
2021年49人( 154人)
2020年203人( 33人)
2019年170人( 270人)
2018年440人

この表から、江戸川区では2018年に440人の待機児童がいたものの、その後減少し、2022年には待機児童数が0人になっています。これは江戸川区の保育環境が改善されていることを示しており、待機児童問題が解消されつつあることが伺えます。

③入園決定率

・入園決定率は78.6%

江戸川区の直近5年間における新規入園決定率の推移を表にまとめました。

年度入園決定率変化
2022年78.6%( 6.5point)
2021年72.1%( 0.3point)
2020年71.8%( 3.4point)
2019年75.2%( 4.6point)
2018年70.6%

この表から、江戸川区の新規入園決定率は2020年から2022年にかけて着実に上昇しており、特に2022年には大きく6.5ポイント上昇しています。

④治安情報

弊社AIは23区の全エリアについて治安を分析していますが、その中から主要エリアの分析結果をいくつかピックアップしました。

清新町1丁目

平井7丁目

江戸川区については、待機児童数はネックですが、子育て制度の充実度、公園が多く自然環境が整っている点、アクセスの良さも総合的に踏まえておすすめさせていただきました。


まとめ

以上、子育てしやすいおすすめの練馬区・葛飾区・江戸川区の発表でした。

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前回の、「子育てしやすいおすすめの区~第一弾~」は杉並区、世田谷区でした。まだ読んでない方は、こちらも是非ご覧ください!

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