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2025/10/23

【2025年最新版】不動産投資の始め方マニュアル|初心者が最初にやるべき5ステップ


はじめに:なぜ今「不動産投資」を始める人が増えているのか

低金利時代のいま、銀行に預けてもお金は増えにくい。一方で物価や住宅価格は上昇し、「資産を守る」こと自体が難しくなっています。
この中で注目されているのが、不動産投資です。

安定した家賃収入(インカムゲイン)と、将来的な資産価値上昇(キャピタルゲイン)の両方を狙えるため、20代から50代まで幅広い層が「第二の収入源」として挑戦しています。

ただし、始め方を誤ると「空室が続く」「融資が通らない」など、失敗も起こりやすい分野です。
この記事では、初心者が1年目にやるべき5つのステップを、実例を交えながら解説します。


ステップ①:目的を明確にする|「なぜ投資するのか」を最初に決める

不動産投資の第一歩は目的の明確化です。
目的によって選ぶ物件・エリア・融資条件がすべて変わります。

主な目的のタイプ

目的向いている投資タイプポイント
老後の年金代わり区分マンション(ワンルームなど)長期安定型。都心駅近が良い
節税・所得分散高所得層×融資活用減価償却を活かす戦略
キャピタル狙い再開発エリア・中古仕入れ売却益を意識。リスク高め
副収入づくりサラリーマン+1戸運用小規模からコツコツ型

目的が「なんとなく儲かりそう」では、物件選定も曖昧になります。
まずは自分は何を得たいのかを明確にすることが出発点です。


ステップ②:予算と融資の枠を知る|年収別の目安を把握しよう

不動産投資の多くは融資を活用します。
自己資金と銀行ローンを組み合わせて、レバレッジをかけていくのが基本です。

年収別の融資目安(2025年相場)

年収想定融資枠おすすめ投資タイプ
400万円前後~2,000万円小規模ワンルーム
600万円前後~3,500万円区分中古マンション
800万円前後~5,000万円新築区分・地方1棟
1,000万円以上7,000万円~複数戸・都心ブランド

銀行は「返済比率(年間返済額÷年収)」を30~40%以内に収めることを重視します。
つまり、自分の属性(年収・勤務先・勤続年数)を客観的に把握することが、最初の融資戦略です。


ステップ③:物件の種類と選び方を理解する

不動産投資と一口にいっても、種類はさまざまです。
初心者がつまずきやすいのは、「区分」「一棟」「新築」「中古」の違いを理解しないまま購入してしまうことです。

代表的な投資物件タイプ

タイプ特徴メリットデメリット
区分マンション1室単位で所有管理が楽・都心で安定利回りは控えめ
一棟アパート建物ごと所有自由度・節税効果管理負担が大きい
新築設備・見栄えが良い入居付けしやすい価格が高く利回り低い
中古価格安・実績あり利回り高め修繕・管理に注意

初心者には「都心の中古区分マンション」が最もリスクが低く始めやすいです。
需要が安定しやすく、管理会社を使えば運用の手間も少ないためです。


ステップ④:利回りを理解する|表面と実質の違いを見抜く

「利回りが高い=良い物件」とは限りません。
不動産投資には「表面利回り」と「実質利回り」の2種類があります。

計算式の違い

  • 表面利回り=年間家賃収入 ÷ 物件価格 × 100
  • 実質利回り=(年間家賃収入 − 年間経費) ÷ (物件価格+諸費用) × 100

実質利回りは5%前後あれば堅実。
逆に「10%超」の物件は地方・築古などリスクが潜んでいる場合が多いです。
購入前には、管理費・修繕費・空室期間を含めた「手取りベース」で判断しましょう。


ステップ⑤:管理と出口を考えて購入する

購入がゴールではありません。
不動産投資の本質は「管理」と「出口」にあります。

  • 管理会社の選定:家賃回収・クレーム対応・修繕の品質で利益が左右される
  • 出口戦略の設計:いつ・どんな条件で売却するかを最初から想定する

例えば、「10年後に売却して新築に買い替える」など、最初から出口を逆算しておくことで、途中の判断(修繕・入れ替え)も一貫します。


初心者がやりがちなNG行動5選

  1. 利回りだけを見て地方物件を買う
  2. 「節税できる」と言われて内容を理解せず契約する
  3. 融資上限いっぱいまで借りる
  4. 管理会社を価格だけで選ぶ
  5. 物件を見ずに契約する

いずれも「知識よりも勢い」が先行した典型的な失敗です。
最初は少額でも、自分で判断できる経験を積むことが最重要です。


まとめ:最初の1年は「学びと実践の年」

不動産投資は「早く始めた人が得をする」側面がありますが、同時に「正しく始めた人しか残れない」世界でもあります。

まずは次の5ステップを実践してください。

  1. 目的を明確にする
  2. 融資・予算を把握する
  3. 物件タイプを理解する
  4. 利回りの見方を学ぶ
  5. 管理と出口を考えて購入する

1件でも実際に所有すれば、数字が“自分ごと”として見えるようになります。
知識と経験を積み重ねることで、あなたの資産形成は確実に前進します。


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