【2025年最新版】子育て支援 × マンション相場×学区から選ぶ!東京都23区の子育てしやすい街
「子育てしやすい街に住みたい。」
そう考えるご家庭にとって、東京都23区はどこも便利に見えます。ですが、実は区ごとに子育て支援制度・マンション相場・学区の特徴が大きく異なるのをご存じでしょうか?
例えば、港区や渋谷区など都心エリアはブランド性が高く教育環境も整っている一方で、江戸川区や足立区は出産祝金などの支援が手厚く、住居費も抑えやすいのが魅力です。
この記事では、
- 東京都23区の独自子育て支援制度
- マンション相場(新築・中古70㎡)
- 学区の特徴
を一覧化し、実際の住まい探しに役立つ視点を整理しました。
目次
東京都共通の子育て支援制度
まずは、23区どこに住んでも受けられる共通制度です。
- 医療費助成:0歳〜18歳まで通院・入院が無料(令和5年より高校生まで拡大)
- 018サポート:18歳までの子ども1人につき、月5,000円(年額6万円)を所得制限なしで支給
- 赤ちゃんファースト:妊娠・出産時に最大15万円分の育児用品・サービス支援
- 子育て応援とうきょうパスポート:協賛店舗でおむつ替えスペースや割引サービス
基本的な安心は東京都全体でカバーされています。
23区 独自子育て支援制度一覧
次に、各区が独自に設けている支援をまとめました。
出産祝金・応援券・保育補助・病児保育など、区ごとの差が鮮明です。
「実際にどこまでカバーしてくれるのか」を一覧で比べると一目瞭然です。
| 区名 | 出産祝金・応援券 | 認可外保育補助 | 病児保育・一時預かり | 特徴的な施策 |
|---|---|---|---|---|
| 千代田区 | 出産祝い品(カタログ) | あり(上限あり) | ◎ | 保育園送迎ステーション設置 |
| 中央区 | 子育て応援券(最大13万円) | △ | ◎ | 多胎児家庭支援が手厚い |
| 港区 | 出産祝い品(選べるギフト) | ◎(月最大10万円) | ◎ | ベビーシッター利用補助 |
| 新宿区 | 出産祝金(5万円) | △ | ◎ | 一時預かりの無料枠拡充 |
| 文京区 | 出産・子育て応援券(10万円) | △ | ◎ | 多子世帯加算あり、ブックスタート充実 |
| 台東区 | 出産祝金(第1子3万円、第2子5万円、第3子10万円) | △ | ◎ | 下町子育て支援券 |
| 墨田区 | 出産祝金(第1子3万円〜) | △ | ◎ | 病児保育体制強化 |
| 江東区 | 出産応援ギフト(最大5万円) | △ | ◎ | 湾岸新設園の整備、私立幼稚園補助 |
| 品川区 | 出産祝品 | △ | ◎ | 病児保育利用料助成 |
| 目黒区 | 出産祝い品(カタログ) | △ | ◎ | 私立幼稚園補助が厚い |
| 大田区 | 出産祝金(第1子3万円〜) | △ | ◎ | 私立幼稚園補助充実 |
| 世田谷区 | 出産・子育て応援券(1人5万円) | △ | ◎ | 病児保育・一時預かり拡充 |
| 渋谷区 | 出産祝金(5万円) | △ | ◎ | ベビーシッター補助(都と併用可) |
| 中野区 | 出産祝い品(カタログ) | △ | ◎ | ファミリーサポート補助 |
| 杉並区 | 出産祝い品 | △ | ◎ | 私立幼稚園補助・病児保育体制充実 |
| 豊島区 | 出産祝金(3万円)+応援券(最大10万円) | △ | ◎ | 池袋再開発と連動した子育て支援 |
| 北区 | 出産祝金(第1子3万円〜) | △ | ◎ | ブックスタート制度充実 |
| 荒川区 | 出産祝い品 | △(月最大5万円) | ◎ | 地域密着型の病児保育 |
| 板橋区 | 出産祝金(第1子5万円〜) | △ | ◎ | 子育て応援券あり |
| 練馬区 | 出産祝金(第1子5万円〜) | △ | ◎ | 病児・一時預かり強化 |
| 足立区 | 出産祝金(1人5万円・全国的にも高額) | △ | ◎ | 保育園整備数が多い |
| 葛飾区 | 出産祝金(第1子3万円〜) | △ | ◎ | 病児・病後児保育強化 |
| 江戸川区 | 出産祝金(第1子3万円〜) | △ | ◎ | 私立幼稚園補助が厚い |
※ブックスタートとは
生後4か月前後の乳児健診などの機会に、自治体から絵本(2冊前後)と案内冊子が無料で配布される制度です
東京都23区 子育て支援ランキング(2025年版)
金銭的支援が手厚い区 TOP5
- 港区:認可外保育補助 月最大10万円+ベビーシッター補助
- 中央区:子育て応援券 最大13万円+多胎児支援
- 文京区:出産・子育て応援券 10万円+多子世帯加算
- 豊島区:出産祝金3万円+応援券10万円
- 足立区:出産祝金5万円(全国的にも高額水準)
保育サービスが充実している区 TOP5
- 新宿区:一時預かりの無料枠拡充
- 世田谷区:病児保育+一時預かりの受け皿拡大
- 杉並区:病児保育体制+私立幼稚園補助が厚い
- 江東区:湾岸エリアに新設園整備+幼稚園補助
- 練馬区:病児保育・一時預かり体制の強化
独自施策がユニークな区 TOP5
- 千代田区:保育園送迎ステーション(働く親を強力サポート)
- 港区:ベビーシッター利用補助(共働き世帯に人気)
- 渋谷区:ベビーシッター補助(東京都制度と併用可能)
- 荒川区:認可外保育補助 月最大5万円(下町エリアでは手厚い)
- 文京区:ブックスタート+教育水準の高さで学習環境も充実
3. マンション相場の比較(新築・中古 70㎡)
子育て支援が厚くても、住居費が高ければ厳しい…。
そこで新築・中古70㎡の相場を区ごとに比較しました。
東京都23区 マンション相場比較(70㎡・2025年時点)
| 区名 | 新築70㎡相場 | 中古70㎡相場 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 千代田区 | 1.6〜2.2億円 | 1.0〜1.6億円 | 都心一等地、教育水準も高い |
| 中央区 | 1.3〜1.8億円 | 9,000万〜1.4億円 | 再開発進行、湾岸エリア人気 |
| 港区 | 1.4〜1.8億円 | 1.5〜3.0億円 | ブランド性・国際性とも抜群 |
| 渋谷区 | 1.2〜1.7億円 | 9,000万〜1.5億円 | 若い世帯人気、学区も充実 |
| 新宿区 | 1.0〜1.3億円 | 9,000万〜1.5億円 | 多文化対応・利便性重視 |
| 文京区 | 1.2〜1.6億円 | 8,500万〜1.3億円 | 教育水準トップクラス |
| 目黒区 | 1.2〜1.6億円 | 8,500万〜1.3億円 | 渋谷隣接、落ち着いた環境 |
| 豊島区 | 1.1〜1.4億円 | 8,000万〜1.3億円 | 池袋ターミナル × 再開発 |
| 台東区 | 9,000万〜1.2億円 | 7,000万〜1.1億円 | 下町情緒 × 再開発スポット |
| 墨田区 | 9,000万〜1.3億円 | 6,500万〜1.0億円 | スカイツリー周辺人気 |
| 江東区 | 9,500万〜1.4億円 | 7,500万〜1.2億円 | 豊洲・東雲など湾岸学区 |
| 品川区 | 1.1〜1.5億円 | 8,500万〜1.3億円 | 品川駅至近、交通利便◎ |
| 大田区 | 9,000万〜1.3億円 | 7,500万〜1.1億円 | 羽田空港近接、多様性あり |
| 世田谷区 | 1.0〜1.4億円 | 8,000万〜1.2億円 | 学区選択制が柔軟、緑豊か |
| 杉並区 | 9,000万〜1.3億円 | 7,500万〜1.1億円 | 文教地区 × 閑静 |
| 中野区 | 9,000万〜1.2億円 | 7,500万〜1.1億円 | コンパクトで人気上昇中 |
| 北区 | 8,500万〜1.2億円 | 7,000万〜1.0億円 | 下町エリア、コスパ◎ |
| 荒川区 | 8,000万〜1.1億円 | 6,800万〜9,500万 | 地域密着、下町子育て |
| 板橋区 | 8,500万〜1.2億円 | 7,000万〜1.0億円 | 広域に学区あり |
| 練馬区 | 8,500万〜1.2億円 | 7,000万〜1.0億円 | 郊外的な広さ確保◎ |
| 足立区 | 7,500万〜1.0億円 | 6,000万〜9,000万 | 出産祝金5万円など手厚い |
| 葛飾区 | 7,500万〜1.0億円 | 6,000万〜9,000万 | 下町子育て環境 |
| 江戸川区 | 7,500万〜1.0億円 | 6,000万〜9,000万 | 子育て世帯に人気高い |
東京都23区 人気学区の比較(2025年版)
子育て世帯が気になるのは「子育て支援 × 住居費」だけではありません。
実際に住むとなると、お子さまが通う 学区(教育環境・進学実績) も大きな判断材料になります。
以下は、23区ごとに代表的な人気学区や教育水準を整理したものです。
東京都23区 人気学区・教育環境比較
| 区名 | 代表的な人気学区・小学校 | 学区の特徴 |
|---|---|---|
| 千代田区 | 番町小・麹町小 | 東大・難関中学合格者を多数輩出、都内最高峰の学区 |
| 中央区 | 明石小・月島第一小 | 再開発エリアの新設校、共働き家庭向け設備が充実 |
| 港区 | 白金小・青南小 | 外国人児童も多く国際色豊か、ブランド学区 |
| 渋谷区 | 神宮前小・鉢山小 | アートや国際教育に強く、多様性に対応 |
| 新宿区 | 花園小・西戸山小 | 多文化対応力◎、外国籍児童も多い |
| 文京区 | 窪町小・誠之小 | 教育水準が非常に高く「文京ブランド」 |
| 台東区 | 谷中小 | 下町の落ち着きある学区、地域密着型 |
| 墨田区 | 横川小 | 公立校の学習支援が強化されている |
| 江東区 | 豊洲小・東雲小 | 再開発で新設校多数、ICT教育も導入 |
| 品川区 | 城南小・御殿山小 | 品川駅周辺の利便性と教育水準を両立 |
| 目黒区 | 駒場小・八雲小 | 学芸大附属や名門私立進学の実績多数 |
| 大田区 | 馬込小・洗足池小 | 住宅街中心、落ち着いた教育環境 |
| 世田谷区 | 桜丘小・八幡小 | 学区選択制で柔軟、進学塾文化も盛ん |
| 杉並区 | 高円寺小・浜田山小 | 文教地区として有名、落ち着いた環境 |
| 中野区 | 桃園小・谷戸小 | 比較的コンパクト、共働き世帯が多い |
| 豊島区 | 池袋小・朋有小 | ターミナル駅至近でも学習環境が整備 |
| 北区 | 王子小・滝野川小 | 下町的で地域とのつながりが強い |
| 荒川区 | 第五峡田小 | 小規模で地域密着型、安心感あり |
| 板橋区 | 金沢小・常盤台小 | 学区数が多く、幅広い選択肢が可能 |
| 練馬区 | 開進小・大泉学園小 | 落ち着いた文教地区、自然環境も良好 |
| 足立区 | 千寿桜小・栗原小 | 地域支援が厚く、進学先も多様 |
| 葛飾区 | 本田小・南綾瀬小 | 下町気質の家庭が多く、温かい雰囲気 |
| 江戸川区 | 小岩小・葛西小 | 子育て世帯が非常に多く安定した人気 |
東京都23区 マンション相場 × 学区比較(2025年版)
子育て支援の制度とあわせて重要なのが、実際に住んだときの住居費と教育環境。
区ごとのマンション価格相場(70㎡新築・中古)と代表的な学区を一覧化しました。
| 区名 | 新築70㎡相場 | 中古70㎡相場 | 区独自の子育て支援 | 学区評価(例) |
|---|---|---|---|---|
| 千代田区 | 1.6〜2.2億円 | 1.0〜1.6億円 | 出産祝金10万円、保育園送迎ステーション | 番町小・麹町小など、都内屈指の進学実績 |
| 中央区 | 1.3〜1.8億円 | 9,000万〜1.4億円 | 認可外保育料補助、子育てクーポン5万円 | 明石小・月島第一小など再開発エリアの新設校 |
| 港区 | 1.4〜1.8億円 | 1.5〜3.0億円 | 認可外補助最大10万円、ベビーシッター補助 | 白金小・青南小などブランド学区 |
| 新宿区 | 1.0〜1.3億円 | 9,000万〜1.5億円 | 出産祝金5万円、一時預かり拡充 | 花園小・西戸山小など多文化対応 |
| 文京区 | 1.2〜1.6億円 | 8,500万〜1.3億円 | 出産祝金2万円、ブックスタート充実 | 窪町小・誠之小など教育水準が高い |
| 渋谷区 | 1.2〜1.7億円 | 9,000万〜1.5億円 | 出産祝金5万円、ベビーシッター補助 | 神宮前小・鉢山小など人気学区 |
| 豊島区 | 1.1〜1.4億円 | 8,000万〜1.3億円 | 出産祝金3万円+応援券10万円 | 池袋小・朋有小など再開発エリア |
| 台東区 | 9,000万〜1.2億円 | 7,000万〜1.1億円 | 出産祝金2万円、子育て応援券 | 谷中小など下町の落ち着いた学区 |
| 墨田区 | 9,000万〜1.3億円 | 6,500万〜1.0億円 | 出産祝金1万円、すみだ子育て応援券 | 横川小など地域密着型校 |
| 江東区 | 9,500万〜1.4億円 | 7,500万〜1.2億円 | 出産祝金1万円、私立幼稚園補助 | 豊洲小・東雲小など湾岸の新設校 |
| 品川区 | 1.1〜1.5億円 | 8,500万〜1.3億円 | 出産祝金2万円、保育園副食費助成 | 城南小・御殿山小など人気学区 |
| 目黒区 | 1.2〜1.6億円 | 8,500万〜1.3億円 | 出産祝い品、私立幼稚園補助 | 駒場小・八雲小など教育水準高 |
| 大田区 | 9,000万〜1.3億円 | 7,500万〜1.1億円 | 出産祝金1万円、私立幼稚園補助 | 馬込小・洗足池小など住宅地中心 |
| 世田谷区 | 1.0〜1.4億円 | 8,000万〜1.2億円 | 出産祝金1万円、私立幼稚園補助 | 区立桜丘小・八幡小など学区選択制が柔軟 |
| 杉並区 | 9,000万〜1.3億円 | 7,500万〜1.1億円 | 出産祝金1万円、すぎなみ子育て応援券 | 高円寺小・浜田山小など文教地区 |
| 中野区 | 9,000万〜1.2億円 | 7,500万〜1.1億円 | 出産祝金1万円、ブックスタート | 桃園小・谷戸小などコンパクト校 |
| 北区 | 8,500万〜1.2億円 | 7,000万〜1.0億円 | 出産祝金1万円、ブックスタート | 王子小・滝野川小など下町エリア |
| 荒川区 | 8,000万〜1.1億円 | 6,800万〜9,500万円 | 出産祝金1万円、子育て応援券 | 第五峡田小など地域密着 |
| 板橋区 | 8,500万〜1.2億円 | 7,000万〜1.0億円 | 出産祝金1万円、私立幼稚園補助 | 金沢小・常盤台小など広域 |
| 練馬区 | 8,500万〜1.2億円 | 7,000万〜1.0億円 | 出産祝金1万円、私立幼稚園補助 | 開進小・大泉学園小など文教地区 |
| 足立区 | 7,500万〜1.0億円 | 6,000万〜9,000万円 | 出産祝金5万円(全国的にも高額) | 千寿桜小・栗原小など |
| 葛飾区 | 7,500万〜1.0億円 | 6,000万〜9,000万円 | 出産祝金2万円、応援券 | 本田小・南綾瀬小など |
| 江戸川区 | 7,500万〜1.0億円 | 6,000万〜9,000万円 | 出産祝金1万円、私立幼稚園補助 | 小岩小・葛西小など |
※ブックスタートとは
生後4か月前後の乳児健診などの機会に、自治体から絵本(2冊前後)と案内冊子が無料で配布される制度です。
まとめ
- 都心区:ブランド力 × 教育水準は抜群だが、住居費は高額。
- 東部区:出産祝金や応援券が手厚く、住居費も抑えやすい。
- 西部区:文教地区として教育環境が安定、相場は中間帯。
結論
「子育て支援 × マンション相場 × 学区」を総合的に見て、自分のライフスタイルに合う区を選ぶのがベストです。