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2026/03/24

【2026年最新】東京23区の子育て支援制度を徹底比較!0歳から高校生まで「一番手厚い区」はどこ?

東京23区の子育て支援は、まず国と東京都の共通制度を理解した上で、区独自の施策をチェックするのが鉄則です。

自治体によって、現金給付に強い区もあれば、保育園や学童などのインフラが充実している区など、特色は大きく分かれます。

この記事では、制度の全体像を整理し、妊娠前から小中学校までのフェーズ別に各区の支援内容を分かりやすく紹介します。

目次

東京23区で子育て支援が手厚い区はどこ?

東京23区では、自治体ごとに子育て支援制度の内容が異なります。
大きく見ると、次の3つのタイプに分けることができます。

① 経済支援が手厚い区
現金給付やクーポンなどの支援が充実

② 保育・子育てインフラが整っている区
保育園や学童など子育て環境が充実

③ 教育・医療支援が充実している区
医療費助成や教育支援など長期支援が手厚い

① 経済支援が手厚い区

国や東京都が支給する一時金や手当に加え、各区では独自の家計支援を「上乗せ」して実施しています。 特に出産直後は出費が嵩むため、千代田区や港区のような祝金など、区ごとの特色が家計の大きな支えとなります。子育てフェーズごとに確認してみましょう。

特徴
江戸川区乳児養育手当:0歳児を養育する世帯に月額13,000円を支給。
港区出産費用助成:出産育児一時金との差額を最大31万円まで助成。
千代田区誕生準備手当:妊娠20週を超えた区民に一律45,000円を支給。
足立区入学準備金:2026年4月入学者から小1・中1全員に10万円を支給予定。
渋谷区出産祝金(ハッピーバースデー):出生児一人につき10万円を支給。
豊島区子育て世帯への経済的支援:児童手当のほか、独自の応援ギフト等。

② 保育・子育てインフラが整っている区

共働き世帯には、保育料の無料化や夜間延長保育など、仕事と育児を両立させるための強力なインフラ支援が不可欠です。

特徴
世田谷区保育園・子育て支援施設:保育園数が多く子育て人口も多く、認可保育園や「おでかけひろば」など地域インフラが非常に豊富。
品川区独自の教育・保育支援:小中一貫教育の先駆けであり、第2子以降の保育料無料化など共働きへのインフラ支援が強力。
文京区教育環境・文教地区:教育意識の高い世帯が集まり、学校環境や「文京区子育て支援計画」に基づく質の高いインフラが特徴。
杉並区待機児童ゼロの継続:保育園の整備を最優先課題として取り組み、共働き世帯が安心して働ける環境を維持。
葛飾区多子世帯・延長保育3人乗り自転車の購入費用助成や、夜間延長保育の充実など、物理的な支援インフラが厚い。

③ 教育・医療支援が充実している区

特徴
文京区最高峰の学習環境と確かな医療助成:「教育の森」と称されるほど名門校や教育施設が密集し、治安の良さも都内トップクラスです。また、「子どもが受診した際の保険診療自己負担分を区が負担」する医療費助成が18歳まで所得制限なしで受けられるなど、心身両面のサポートが手厚いのが特徴です。
千代田区公立校の質の高さと独自の放課後支援:23区内でも公立小中学校の教育レベルが非常に高いことで知られています。麹町中学校などの拠点を活用した放課後活動や、区独自のきめ細やかな子育て支援センターなど、自治体による「親への伴走体制」が確立されています。
中央区利便性の高い子育てインフラと高度医療:保育・学童施設が極めて充実しており、共働き世帯からの支持が非常に高いエリアです。聖路加国際病院をはじめとする国内有数の高度医療機関が身近にあり、最新の医療サービスを日常的に受けられる安心感があります。
港区圧倒的な財政力を背景とした全方位サポート:高い財政基盤を活かし、所得制限を撤廃した独自の経済支援や教育施設の整備に注力しています。国際的な基準を満たす高度な医療機関も多く、教育・医療ともに「23区のハイエンド」なサービスを享受できる環境です。
品川区小中一貫教育・独自の市民科:23区に先駆けて全区で小中一貫教育を導入。独自の「市民科」など特色あるカリキュラムを展開。

【重要】 子育て支援は「ライフステージ」で選ぶのが正解!

同どもの成長に伴い、乳幼児期は保育園の入りやすさ、学童期は放課後の居場所や教育環境など、直面する課題は変化します。

それぞれのライフステージで「いま使える制度」を賢く活用することが、家計や育児の負担を減らす大きな鍵となります。

第1章:【妊活・妊娠期】これからパパ・ママになる方へ

妊活や妊娠期は、不妊治療の保険適用や東京都の助成金など、まずはベースとなる公的な支援をしっかり押さえるのがスムーズです。

特に2025年4月からは、国の子育て支援として「妊婦のための支援給付(旧・出産・子育て応援交付金)」が恒久化されました。これは全国一律の公的給付で、妊娠届出時の面談後に5万円、出産後に5万円(子ども1人につき)の合計10万円相当が支給される心強い制度です。お住まいの区によって現金や電子クーポンなど受け取り方は異なりますが、どの区に住んでいても必ず受けられる「国からの最初のお祝い」と言えます。

その上で、千代田区や港区のように「卵子凍結」や「先進医療」へ独自に上乗せ助成を行う区もあります。こうしたプラスアルファの支援を知っておくことが、妊活を始める際のさらに大きな安心感につながるはずです。

【共通制度】国・東京都の支援

住んでいる区に関わらず、東京都民であれば共通して受けられる強力なサポートです。

<妊活期>

実施主体制度名支援内容の概要
不妊治療の保険適用人工授精・体外受精等の基本治療が3割負担で受けられます。
国(健保)付加給付(任意)加入する健保組合により、自己負担限度額を超えた分の払い戻しがある場合も。
東京都不妊検査等助成不妊検査や人工授精などの費用を、夫婦1組につき上限5万円助成。
東京都不妊治療費助成保険診療の自己負担分や先進医療費に対し、1回最大15万円を助成。
東京都卵子凍結助成将来の妊娠に備えた卵子凍結に最大20万円、保管更新に年2万円を助成。(東京都に住む18歳から39歳までの女性

<妊娠中>

実施主体制度名支援内容の概要
妊婦のための支援給付妊娠届出時の面談後に5万円相当(現金やクーポン)を支給。
東京都妊婦健康診査公費負担妊婦健診14回分などの費用を、都内共通の受診票で公費助成

【独自支援】区によって差が出る「プラスアルファ」の助成

国や都の共通制度に加え、23区では各区の予算でさらに手厚い独自支援を行っています。特に「経済的サポート」と「移動・準備支援」の2点は、区ごとの特色が強く出るポイントです。

A. 妊活・不妊治療への「上乗せ助成」

保険適用外の費用や、都の助成で足りない自己負担分をさらに支援してくれる区の事例です。

独自の支援内容特徴
千代田区卵子凍結不妊治療上乗せ都の助成後、自己負担分をさらに最大10万円(不妊治療は5万円)助成。
港区卵子凍結先進医療上乗せ東京都の助成に、区独自で最大10万円(先進医療は5万円)を上乗せ。
江東区不妊治療費助成一般不妊治療(人工授精など)の費用を年間最大10万円まで独自に助成。
台東区葛飾区足立区先進医療費助成保険適用外となる「先進医療」の自己負担分を、区独自で最大5万円助成。

B. 妊娠中の移動・準備への「直接支援」

お腹に赤ちゃんがいる期間の「安心」と「実利」を直接バックアップしてくれる区の事例です。

通院や買い物など、身体的負担が大きい妊娠・産後期。23区では、国や都の支援に上乗せする形で、移動を支える「タクシー券」や「準備金」を直接給付する独自の取り組みが行われています。

引用PDF:江戸川区HP(「ぴよママ相談」・ギフト

妊娠中に受けられる独自のメリット
文京区【伴走型ネウボラ面接】 保健師による丁寧な個別面談を徹底。妊娠中2回の対面相談があり、専門職による「悩み解消」の質が非常に高いのが特徴です。
千代田区【誕生準備手当】 妊娠20週を超えた区民に対し、所得制限なしで一律45,000円を現金支給。出産前の準備を強力に助けてくれます。
中央区【タクシー券・交通系IC】 妊娠届出時の面談で、国制度にプラスして1万円分のタクシー券を配布。通院の移動負担を直接軽減します。
江戸川区「ぴよママ相談」・ギフト】 面談(ぴよママ相談)時に、1万円分のタクシー利用券を交付。大きなお腹での通院をサポートします。
世田谷【育児パッケージ】 面談完了後に、約1万円相当のカタログギフトや育児用品セットを贈呈。準備の負担を楽しく軽減してくれます。利用券の内訳:500円券(14枚)、100円券(30枚)

第2章:【出産・0歳児】最も手厚いケアが必要な時期


妊娠届を提出してから出産までは、健診の通院費やベビー用品の準備などで出費がかさむ時期です。 国や東京都による一律の給付をベースに、中央区や江戸川区のようにタクシー券などの独自支援を上乗せしている区もあり、移動の負担軽減にも力が入れられています。

【共通制度】国・東京都の支援

実施主体制度名支援内容の概要
児童手当0歳〜3歳未満は月額15,000円を支給(所得制限なし)。
国(健保)出産育児一時金出産時に原則50万円を支給。出産費用に直接充てられる現金給付です。
東京都018サポート都内在住の18歳以下全員に月額5,000円(年6万円)を支給。
東京都赤ちゃんファースト出産後に約10万円相当の育児用品やサービスと交換できるポイントを付与。
東京都ベビーシッター利用支援ベビーシッター利用時に1時間あたり最大2,500円補助。
東京都福祉局・ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)※区市町村名をクリックすると各区市町村のホームページにジャンプします。

【独自支援】「現金・手当」の上乗せが手厚い自治体

「出産にはお金がかかる」という常識を覆すほど、独自給付が充実している区の事例です。

区名区独自の「上乗せ」内容特徴(ここが他区と違う!)
港区出産費用助成(最大31万円)みなとプレママ応援(1万円分)一時金(50万円)で足りない分を、最大31万円まで区が独自に補助。また、みなとプレママ応援として妊娠届出時の面談で、国制度とは別に1万円分の商品券を配布。
渋谷区出産祝金(10万円)「ハッピーマザー出産助成金」「ハッピーマザー出産助成金」として、区独自に現金10万円を一括支給。
江戸川区乳児養育手当(月1.3万円)1歳まで毎月支給。年間で約15万円の上乗せになります。
品川区出産応援給付金(5万円)国・都の制度とは別に、区独自で現金5万円をさらに追加。
千代田区次世代育成手当(月5,000円)高校生まで、国の児童手当に区独自で月5,000円を上乗せ。

【独自支援】23区を「4つのタイプ(物・券・足・人)」で比較

現金以外にも、各区の個性が光る便利なサポートが揃っています。

支援タイプ区名(例)内容とメリット
【物】おむつ定期便品川江戸川おむつ等の定期配送 + 見守り。
重いおむつの買い出し不要&家計も助かる制度です。
【券】子育て応援券世田谷板橋杉並練馬シッターや家事代行に使える金券。
「プロの手を借りて寝る時間を確保する」ために利用できます。
【足】交通費・スイカ助成葛飾など交通系IC(Suica等)やタクシー補助。
検診や外出を応援。葛飾区の「マタニティパス」は有名です。
【人】家事支援・伴走相談文京渋谷豊島ヘルパー派遣 + 専門家相談。
「料理・掃除」を安価で外注でき、相談体制も整っています。

引用:東京都福祉局・018サポート

引用:東京都福祉局・赤ちゃんファースト

第3章:【未就学児】1歳〜6歳の保育園・幼稚園期

この時期は、3歳(年少さん)を境に「保育料」の仕組みが大きく変わります。特に2026年現在は多子世帯への支援が劇的に進化しており、兄弟・姉妹がいるご家庭は、23区独自の「保育料0円」と国の「児童手当3万円」という2つの恩恵を同時に受けられるのが最大の特徴です。

まず23区の多く(品川・港・江戸川・豊島等)では、国の「上の子が小学生になると割引消滅」という年齢制限を独自に撤廃。上の子が何歳であっても、第2子は0歳から保育料が完全無料になります。これに加え、2024年10月からの法改正で、第3子以降の児童手当が一律月30,000円へと倍増しました。特筆すべきはカウント対象の延長で、例えば第1子が20歳、第2子が17歳、第3子が14歳という年の差兄弟であっても、末っ子はしっかり「第3子」と判定され、所得制限なしで月3万円が支給されます。

こうした強力な多子世帯支援をベースに、まずはどの区でも受けられる共通制度から、家計を支える土台を整理していきましょう。

【共通制度】国・東京都の支援

どの区に住んでいても受けられる、子育て支援の土台となる制度です。

運営主体制度名内容のポイント
幼児教育・保育無償化3歳〜5歳(年少〜年長)の保育料が原則無料になります。
※0〜2歳児は住民税非課税世帯のみ対象。
児童手当【所得制限なし】
3歳未満は月1.5万円、3歳〜小学校修了前は月1万円を支給。
東京都018サポート【所得制限なし】
都内居住の18歳以下全員に、一律で月額5,000円(年6万円)を支給。

【独自支援】「第2子無償化」と「私立幼稚園補助」

国や都の制度をベースに、23区がさらに独自予算で強化している「目玉支援」をステップ別にまとめました。

【1歳〜2歳(保育料の負担が重い時期)】

共働き世帯にとって保育料がフルで発生する時期。ここでの23区の強みは「2人目への手厚さ」です。

支援内容23区の主な実施例メリット
第2子以降の保育料無償品川・港・江戸川・北など多数【23区のスタンダード】
本来は上の子が未就学児でないと安くなりませんが、23区の多くは上の子の年齢不問で、第2子は0歳から無料です。
一時預かり・リフレッシュ文京(ぴよぴよ)
渋谷(ネウボラ)など
理由を問わず1時間500円〜程度で預けられる施設が充実。
ママ・パパの休息を区が積極的に推奨しています。

【3歳〜6歳(保育料が無償化 + 独自補助の時期)】

3歳からは保育料が無料になりますが、23区はさらに「実費」の部分までサポートします。

支援内容23区の主な実施例メリット
私立幼稚園への独自補助新宿練馬杉並など23区全域
(下記の表で区ごとの具体的な補助が見れます。)
国の無償化分に加えて、区が独自に入園料(最大10万円前後)や月額保育料を上乗せ補助。
私立を選んでも負担が抑えられます。
給食費(副食費)の免除千代田中央台東など多数
(下記の表で区ごとの具体的な補助が見れます。)
本来自己負担(月4,500円程度)となる「おかず代」も区が負担。
完全手ぶら・完全無料で通える園が多いのが特徴です。

23区独自制度・地域私立幼稚園への独自補助や給付・副食費の補足給付

千代田区 中央区港区新宿区
文京区台東区墨田区江東区
品川区目黒区大田区世田谷区
渋谷区中野区杉並区豊島区
北区荒川区板橋区練馬区
足立区葛飾区江戸川区

第4章:【小学生年代】義務教育のスタートと放課後の居場所

小学生になると、支援の主役は「給食費の無償化」と「放課後の居場所」に移ります。23区では現在、年間約6万円かかる給食費がすべての区で0円。さらに、医療費助成(マル子)により通院・入院・薬代も0円です。いずれも所得制限はなく、23区共通の強力なサポート体制が整っています。

【共通制度】国・東京都・23区の連携(給食費無償化など)

運営主体制度名内容のポイント
児童手当所得制限なし】
小学生は一律月額10,000円(第3子以降は3万円)を支給(所得制限なし)。
東京都018サポート【所得制限なし】
都内に住む18歳以下全員に月額5,000円(年6万円)を支給。
23区すべて学校給食費の無償化公立小中学校の給食費が原則0円。振込の手間もなくなりました。
23区すべて医療費助成(マル子)通院・入院・薬代がすべて0円。所得制限もありません。

【独自支援】学童・放課後クラブと「かゆい所に手が届く」お役立ち制度

小学生になると、子育て支援の中心は「放課後の居場所」と「安全・学習支援」になります。
東京23区では、小学校の校内で過ごせる学童保育や全児童向けの放課後事業を整備している区が多く、名称は違っても「学校で放課後を過ごせる仕組み」は共通しています。

また、移動教室の費用補助や見守りGPS助成、無料の学習支援など、区ごとの独自制度も用意されています。ここでは、代表的な制度を整理して紹介します。

① 放課後の居場所(学童・全児童向け事業)

23区では、多くの区で「学童保育(要申請)」と「全児童向けの遊び場(自由参加)」が校内で一体化されています。名称はバラバラですが、仕組みを理解しておくと安心です。

区名事業名(通称)概要
港区放課GO→クラブ学童と放課後活動を一体化。全児童が対象です。
品川区すまいるスクール全児童対象の放課後居場所。登録すれば放課後そのまま参加OK。
江戸川区すくすくスクール放課後の遊びと学びの場を全児童に提供。
文京区放課後全児童向け事(アクティ)育成室(学童)と自由な遊び場を併設。
豊島区放課後子ども教室(スキップ)遊び・学び・交流を支援する一体型事業。
世田谷区新BOP学童(BOP)と放課後遊び場(プレディ)が融合。
渋谷区放課後クラブ小学校の施設を利用した安心の居場所。
大田区放課後ひろば学童保育とおおたっ子ひろばが連携。
板橋区あいキッズ放課後居場所と学童保育を校内で一体化。
目黒区ランランひろば放課後、学校に一時的に残れる遊び場を提供。

② 見守りなど「区独自」の嬉しい制度

宿泊行事の補助や見守りGPSなど、家計をさらに助けてくれるプラスアルファの支援です。

支援ジャンル区名制度の内容とメリット
移動教室の費用補助品川区世田谷区など5・6年生の宿泊行事(日光・八ヶ岳等)の費用を区が大幅に負担してくれます。
見守り・GPS助成港区など小学生を対象に、GPS見守り端末を無償で貸与する取り組みがあります。端末代や通信費を区が負担するため、保護者の費用負担なく利用でき、登下校時の見守り体制を強化できます。
放課後の無料学習支援葛飾区足立区など放課後の学校で大学生などが勉強を教えてくれる「塾代わり」のサポート。
ヘルメット購入助成江戸川区文京区など自転車用ヘルメットの購入費を2,000円〜3,000円程度助成してくれます。

第6章:中学生年代(思春期と進路の準備)

この時期は部活動や塾代が増えるため、公立中学校に通う際の持ち出し費用を抑える制度が中心です。

各自治体(区)独自のユニークな支援策をチェックする前に、まずは日本全国どこに住んでいても対象となる「国の制度」と、東京都にお住まいの方なら一律で利用できる「東京都の制度」を整理しておきましょう。

【共通制度】国・東京都の支援

制度名運営主体内容のポイント
児童手当2024年10月の改正で、所得制限が完全に撤廃されました。現在は中学生・高校生(18歳まで)も対象となり、一律で月額1万円(第3子以降は3万円)が支給されます。
018(ゼロイチハチ)サポート東京都所得制限なし! 都内に住む0歳から18歳の子ども全員に、月額5,000円(年額最大6万円)が支給される東京都独自の制度です。
医療費助成(マル子)東京都18歳までの保険診療分を助成。23区は所得制限もなく、窓口での自己負担(200円等)も一切なしで受けられるのが強みです。
受験生チャレンジ支援貸付東京都中3・高3が対象。塾代(最大30万円)や受験料を無利子で貸付。進学先が決まれば返済が免除されるため、実質的な進学お祝い金のような仕組みです。

引用:国の政府広報オンライン・児童手当

【独自支援】塾代助成や独自の学習サポート

区名主な支援制度内容のポイント
港区就学援助(学用品・給食費等)【23区屈指のカバー範囲】

学用品費や給食費はもちろん、部活動費、柔道着代、卒業アルバム代、移動教室費など、中学生活の細かな出費まで幅広く援助。オンライン申請が完備されており、継続居住者なら所得証明書の提出も不要で手続きが非常にスムーズです。
品川区就学援助就学援助(新入学学用品費 入学前支給)【中学3年間の実費を幅広く補助】

入学時の学用品費として最大60,000円をに加え、毎月の学用品費(2,868円/中2〜3)や給食費(実費)を全額補助。さらに、修学旅行費(60,000円)や卒業アルバム費(10,000円)、移動教室費(6,300円)など、中学生活の節目でかかる高額な出費をピンポイントで助けてくれます
江戸川区就学援助(実費補助)就学援助費(国公立中学校)【行事や部活の出費に強い】

新1年生に63,000円の入学準備金を支給。毎年の学用品費(34,410円)に加え、修学旅行(最大7.3万円)や林間学校、クラブ活動費まで細かく設定。給食費も「準要保護」としてしっかりサポートされます。
文京区就学援助(高額な入学・行事支援)【入学金10万円+事前支給】

新1年生に101,000円を支給。さらに修学旅行費(65,000円)は中2の時点で事前支給。PTA会費(4,260円)や卒業アルバム代(7,500円)まで、保護者の「細かい持ち出し」を徹底的にカバーします。
世田谷区就学援助・奨励(手厚い入学・行事支援)【入学金10万円+支度費あり】

新1年生に101,000円支給。修学旅行(60,260円)には別途支度費(8,500円)が加算。さらに通級・特別支援教室利用者には、所得制限なしで通学費を全額補助(要申請)するなど、きめ細かな支援が魅力。
足立区入学準備金(一律支給)【所得制限なしの一律10万円】

令和8年度入学者から、中1全員に10万円を支給。私立・国立・都立校の生徒も対象。入学前の12月〜1月に申請が必要な、23区で最も「太っ腹」な最新制度です。(令和8年度入学のご案内申請期間は終了しました。)

第7章:高校生年代(自立への最終ステップ)

高校進学は教育費のピークですが、2026年現在は東京都の「所得制限なし」の支援により、授業料と医療費ともに実質無償化が実現しています。

まず授業料は、都立は全額免除、私立も年48.2万円まで都が補助するため、多くの学校で実質負担が0円になります。また医療費についても、23区独自の上乗せにより、高校卒業まで所得制限なし・窓口負担なしの環境が継続されます。

中学を卒業すると「子ども医療証(マル子)」から「高校生等医療証(マル青)」へと名称は切り替わりますが、23区にお住まいであれば、引き続きお財布を気にせず受診できるのが最大の強みです。

【共通制度】国・東京都の支援(所得制限なしの授業料無償化)

東京都では、2024年度から「私立・都立高校の授業料実質無償化」が本格導入されました。2026年現在、この制度によって家庭の教育費負担は劇的に軽減されています。

制度名運営主体内容のポイント参考URL
高等学校等就学支援金国+都道府県年収約910万円未満が対象。高校授業料の一部を国が補助するベースの制度。文部科学省
東京都教育委員会:奨学給付金
児童手当2024年10月の改正で、所得制限が完全に撤廃されました。現在は中学生・高校生(18歳まで)も対象となり、一律で月額1万円(第3子以降は3万円)が支給されます。政府広報オンライン
高校授業料無償化東京都【所得制限なし】私立・都立問わず授業料を実質無償化(上限あり)。東京都私学財団
018(ゼロイチハチ)サポート東京都所得制限なし! 都内に住む0歳から18歳の子ども全員に、月額5,000円(年額最大6万円)が支給される東京都独自の制度です。東京都福祉局
医療費助成(マル青)東京都
18歳までの保険診療分を助成。23区は所得制限もなく、窓口での自己負担(200円等)も一切なしで受けられるのが強みです。
東京都HP
受験生チャレンジ支援貸付事業東京都中3・高3等を対象に、塾代(最大30万円)や受験料を無利子で貸付。高校・大学等に入学すれば返済が免除される(実質的な給付)。東京都福祉局
私立高校端末整備費助成東京都

所得制限なし(加算分はあり)。 授業用のパソコンやタブレットの購入費を最大7万円助成。350万円未満の世帯等はさらに最大3万円加算されます。
東京都私学財団 端末整備費助成
給付型奨学金制度東京都所得制限あり。模試代、英検・漢検料、修学旅行、勉強合宿などの実費を年最大3〜5万円まで都が負担。返済不要です。東京都立学校等給付型奨学金制度
私立高校授業料軽減助成東京都国制度に上乗せし私立授業料を軽減。東京都私学財団

【独自支援】区によって差が出る「プラスアルファ」

高校生年代は、義務教育が終わることで「給食」がなくなり、通学定期代などの固定費も跳ね上がります。そんな「見えない出費」を狙い撃ちで助けてくれる区の事例です。

支援の種類主な内容23区の注目実施例
【祝】入学準備金高校入学時に一律で給付金を支給。江戸川区: 新高校1年生を対象に、制服代や教材費の足しになる入学準備金を給付。「入学支度金」として別途50,000円を支給。
文京区:【入学時の一時金もあり】
入学時に1回限り、国公立:60,000円/私立:100,000円を一括給付。合格通知があれば入学前に申請でき、申請から概ね1ヶ月で振り込まれるスピード感が魅力。制服や教科書代の支払いに即あてられる、実用性の高い制度です。
【学】給付型奨学金返済不要の奨学金を区独自に支給。港区・品川区・足立区・世田谷区など 所得制限などの条件はありますが、意欲ある学生の学びを金銭面でバックアップ。
【足】通学費の補助通学定期代の一部を補助。品川区・一部の自治体: 遠方への通学や離島(大島など)を除き、23区内では給付型奨学金の一部として含まれるケースが多いです。

ライフステージに合った自治体の支援を賢く活用しよう!

東京23区の子育て支援は、国や東京都による「共通の土台」に加え、各区が独自の予算で展開する「プラスアルファの施策」で成り立っています。

不妊治療や出産時の給付、共働きを支える保育インフラ、そして成長後の教育費サポートなど、どのフェーズで手厚い支援を必要とするかによって、選ぶべき自治体の特色は変わってきます。まずは、今回紹介した各フェーズの代表的な制度を参考に、居住エリアや検討中の地域にどのような強みがあるかを確認してみてください。

※ご注意事項 本記事で紹介している制度は、国・東京都・各区が実施する施策の代表的な一例であり、すべての制度を網羅しているわけではありません。制度の内容や支給条件、名称などは年度ごとに更新・変更される場合があります。また、申請期限や所得制限が設けられているものも多いため、詳細は必ずお住まいの自治体のホームページや窓口で最新の情報をご確認ください。

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