【保存版】東京都内の再開発エリア一覧|2026年以降に街が変わる注目エリアまとめ
東京都内では現在、大規模な再開発プロジェクトが同時多発的に進行しています。
駅前の再整備、超高層ビルの建設、商業・オフィス・住宅の一体開発などにより、街の姿そのものが大きく変わりつつあります。
本記事では、
「東京都内で再開発が進んでいる主要エリア」を一覧で整理し、
それぞれの特徴や注目ポイントをわかりやすくまとめました。
目次
東京都内で再開発が進む背景
東京の再開発が活発化している背景には、次のような要因があります。
- 老朽化した都市インフラの更新
- 国際都市としての競争力強化
- 駅・交通結節点を中心とした都市再編
- オフィス・商業・住宅の複合化ニーズ
特に近年は、「駅を中心に街を作り直す」再開発が主流となっており、利便性だけでなく街のブランド価値にも大きな影響を与えています。
開発エリアを見る前に知っておきたいこと
再開発といっても、街に与える影響はさまざまです。
住宅購入の視点で見ると、大きく2つのタイプに分けて考えるとイメージしやすくなります。
再開発は「利便性が高まるタイプ」と「街の性格が変わるタイプ」
利便性が高まるタイプ
駅の動線整備、広場整備、地下通路の新設など。
通勤や買い物のしやすさなど、日常の動きに直接影響しやすいのが特徴です。
街の性格が変わるタイプ
大規模複合開発やビジネス拠点化など。
商業・オフィス・住宅が集まり、人の流れや街の印象が少しずつ変わっていきます。
どちらが良いという話ではなく、「自分の暮らしがどう変わるか」という視点で見ることが大切です。
東京都内の主要再開発エリア一覧
ここからは、現在進行中・今後注目される再開発エリアをエリア別に整理していきます。
東京都内で再開発が進行・予定されている主なエリアは以下の通りです。
- 虎ノ門
官庁街から国際ビジネス拠点へ進化。超高層・複合開発が進み、再開発の完成度が高いエリア。 - 六本木
大規模複合開発が集積する都心エリア。既存の商業・業務機能に加え、周辺地区でも再整備が進み、街の回遊性や滞在性の向上が見込まれる。 - 渋谷
駅構造の刷新と段階的再開発が進行中。商業・オフィス・居住機能が再編され、街の使いやすさが向上。 - 高輪ゲートウェイ
新駅開業を起点とした大規模再開発。2026年以降に本格的な街開きが予定される「これから完成する街」。 - 日本橋
歴史的街並みを活かしながら進む再開発。商業・オフィス機能の高度化と地下動線整備が特徴。 - 品川
広域交通拠点として再編が進むエリア。将来のリニア開業を見据えた都市機能強化が進行中。 - 池袋
副都心としての再構築が進む再開発エリア。駅前整備や公園整備により、住環境の改善も進んでいる。 - 八重洲
東京駅前の大規模再開発が進むエリア。オフィス・商業・バスターミナル・歩行者ネットワークの整備が進み、東京駅周辺の回遊性向上が期待される。 - 西新宿
超高層ビル街として知られる一方、地区ごとの再整備が続くエリア。防災性向上や歩行者空間の改善、老朽建物の更新が進められている。
■ 虎ノ門エリア
官庁街のイメージが強かった虎ノ門は、再開発によって国際ビジネス拠点へと変貌しています。
- 超高層ビル群の形成
- オフィス・商業・住宅の複合開発
- グローバル企業の集積

引用:森ビル株式会社の森ビルプロジェクト・アークヒルズエリア・虎ノ門ヒルズエリア部分

引用PDF:港区HP虎ノ門麻布台地区第一種市街地再開発事業・事業計画書の完成図及び施行区域図・施行区域図

引用:森ビル株式会社の森ビルプロジェクト・麻布台ヒルズ
虎ノ門エリアは、かつてはオフィスビルが中心で、平日は人通りが多い一方、夜間や休日は比較的静かなビジネス街という側面が強い地域でした。現在は「虎ノ門ヒルズ」や「麻布台ヒルズ」などの大規模複合開発が進み、商業施設、オフィス、ホテル、住宅、文化施設が段階的に整備されています。すでに複数の街区が開業しており、日常使いできる店舗や飲食店、スーパーマーケットなども増え、働く人だけでなく居住者の利用も想定した街並みに変化しています。東京メトロ日比谷線・銀座線の駅整備や駅直結動線の拡充により、移動の利便性も高まっています。業務機能に加え、買い物や食事、文化体験を徒歩圏で完結しやすい環境が整備されている点が、従来のオフィス中心の街との違いです。住宅の視点では、商業・交通・生活機能が一定程度そろっており、段階的な更新が続く都心エリアとして位置づけられます。
■ 六本木エリア
六本木は、大規模複合開発によって街の性格が大きく変わってきた代表的なエリアです。
- 商業・オフィス・住宅・文化機能の集積
- 大規模複合開発による街の更新
- 周辺地区でも継続する再整備

引用:森ビル株式会社の森ビルプロジェクト・六本木ヒルズエリア
引用:森ビル株式会社「六本木ヒルズ」

引用:東京都都市整備局「六本木五丁目西地区第一種市街地再開発事業」
六本木エリアは、もともと商業、飲食、オフィス、住宅が混在する都心エリアとして知られてきました。現在の街の骨格を大きく形づくったのは「六本木ヒルズ」などの大規模複合開発で、商業施設、オフィス、住宅、ホテル、文化施設が集まる街へと段階的に更新されてきました。すでに高い集客力と知名度を持つエリアであり、周辺でも虎ノ門ヒルズや麻布台ヒルズなどの大規模開発によって、広域的には都心機能の集積が進んでいます。一方で、六本木エリア周辺で今後の変化要因として注目されるのが、六本木五丁目西地区周辺の再整備です。今後、この地区の整備が進むことで、六本木周辺では歩行者動線や滞在環境、業務・居住機能のバランスがさらに見直されていく可能性があります。既存の商業・文化機能が強い一方で、すでに完成・開業した周辺の大規模開発と、これから更新が進む街区が隣り合っている点が、六本木エリアの特徴です。都心の中でも、街の完成度と今後の変化の両方を見やすいエリアといえます。
■ 渋谷エリア
渋谷は駅を中心に、長期・段階的な再開発が進められている代表例です。
- 駅構造の大幅刷新
- 歩行者動線の改善
- 商業・オフィスの再編

再開発完了後のスクランブル交差点方面からの視点(ネットワーク図)

2031年度、「渋谷スクランブルスクエア中央棟・西棟」完成イメージ

先端技術の発信拠点となる 「4階パビリオン」イメージ

広場位置図上層階から地上まで駅周辺に整備される5つの広場
引用:東急株式会社作成「渋谷再開発、最終章へ 2034年度完成へ向けた全貌が明らかに」ブログ記事
渋谷エリアは、かつて地上と地下に改札や路線が分散し、東西の行き来がしづらい駅構造が課題とされてきました。現在は駅の大規模改良と周辺再開発が段階的に進められており、山手線ホームの移設や駅ビルの建替え、東西を結ぶ歩行者デッキの整備などが行われています。すでに「渋谷ヒカリエ」「渋谷ストリーム」「渋谷スクランブルスクエア」などの複合施設が開業し、商業・オフィス機能が集積しています。駅直結や屋根付き動線が増えたことで、雨天時でも移動しやすくなり、乗り換えや買い物、飲食を一体的に済ませやすい環境が整ってきています。今後も駅周辺では複合開発が続く計画で、交通結節点としての機能強化と都市機能の更新が進められています。
■ 高輪ゲートウェイエリア
高輪ゲートウェイ周辺は、新駅開業を起点とした大規模再開発が進むエリアです。
- 新駅開業を起点とした大規模再開発
- 2026年以降に本格的な街開き予定
- 国際交流・ビジネス拠点を想定



引用PDF:都市再生特別地区(品川駅北周辺地区)都市計画(素案)

引用:takanawagatewaycity・施設情報・THE LINKPILLAR 2

引用:takanawagatewaycity・完成イメージ
「これから完成していく街」である点が最大の特徴で、再開発の前・途中・後を比較しやすいエリアとしても注目されています。高輪ゲートウェイエリアは、かつてJR東日本の品川車両基地が広がっていたエリアで、一般の人が立ち入る場所ではありませんでした。現在はその跡地を活用し、「TAKANAWA GATEWAY CITY」として再整備が進められています。2020年には山手線・京浜東北線の新駅が開業し、これまで通過点だった場所に新たな乗降拠点が生まれました。2025年には複合棟「THE LINKPILLAR 1」が開業し、オフィスや商業機能、コンベンション施設の一部が利用可能になっています。今後は商業施設や文化施設、駅直結の住宅棟なども順次整備される計画です。駅を中心に商業・業務・滞在機能が集まることで、移動の途中に買い物や食事、イベント参加ができる環境が整いつつあり、品川や羽田空港方面へのアクセスの良さも含め、日常の移動と滞在の利便性が高まっています。
■ 日本橋エリア
日本橋は、歴史的な商業地を基盤としながら、エリアごとに役割を分けて再整備が進む街です。
大きく分けると、「日本橋室町・日本橋本町周辺」と「日本橋人形町・日本橋浜町周辺」の2つのゾーンに分けて見ることができます。
日本橋室町・日本橋本町周辺
― 商業・オフィスの中核ゾーン
- 老舗百貨店・商業施設と再開発ビルの共存
- オフィス機能の高度化と街のブランド維持
- 観光・ビジネス双方を意識した回遊動線
日本橋人形町・日本橋浜町周辺
― 生活・居住寄りゾーン
- 下町的な街並みと再開発の共存
- 住宅・小規模商業が中心
- 公園・川沿い空間を活かした街づくり


引用PDF:日本橋周辺の再開発の動き(国土交通省)

水辺空間整備のイメージ
引用PDF:都市再生特別地区(日本橋一丁目中地区)都市計画(素案)・概要・水辺空間整備のイメージ

引用PDF:都市再生特別地区(日本橋一丁目中地区)都市計画(素案)・概要・イメージパース(日本橋室町方面から)

引用PDF:都市再生特別地区都市計画(素案)概要・東京都中央区日本橋(日本橋一丁目中地区)整備平面イメージ・ビル断面イメージ
日本橋は、歴史と再開発が共存するエリアです。江戸時代から商業の中心地として発展し、老舗店舗や問屋街が集積してきました。近年は街を一気に作り替える大規模再開発というより、通りや町名ごとに役割を整理しながら、段階的に都市機能を更新していく動きが続いています。
日本橋室町・本町周辺では、「COREDO室町」や日本橋室町三井タワーなどが開業し、商業・オフィス・広場空間が整備されました。地下鉄各線との接続動線も拡充され、雨天時でも移動しやすい環境が整っています。老舗百貨店や既存商業施設と新しい再開発ビルが並び立ち、街のブランド性を維持しながら機能の高度化が進んでいます。
一方、日本橋人形町・浜町周辺では、下町的な街並みを残しながら住宅や小規模商業が中心となるエリアが広がっています。公園や川沿い空間を活かした街づくりも進み、生活利便性が高められています。
■ 品川エリア
品川は広域交通拠点として、駅周辺の整備が進むエリアです。
- 駅周辺の再整備
- オフィス・ホテル機能の強化
- 国際ゲートウェイとしての役割拡大




引用:京急電鉄・京急グループHP「京急品川開発プロジェクト」本格始動(仮称)品川駅西口地区A地区新築計画着工・本計画外観イメージ(北西から)
品川エリアは、もともと新幹線や在来線が集まる交通拠点として発展し、駅港南口側にはオフィスビルが立ち並ぶビジネス街の性格が強い地域でした。近年は駅周辺で段階的な再整備が進められ、高輪ゲートウェイ駅の開業や駅前広場の整備により、回遊しやすい歩行者空間が広がっています。すでに駅直結・駅近接の商業施設や飲食店、ホテルが集積しており、出張や旅行だけでなく、日常の買い物や食事も駅周辺で完結しやすい環境が整っています。さらに、リニア中央新幹線の始発駅としての整備も進められており、広域交通拠点としての機能強化が続いています。移動の利便性に加え、業務・滞在・生活機能が駅周辺に集まることで、働く人と住む人の双方にとって使いやすい都市環境が整備されつつあります。
■ 池袋エリア
池袋は「住む・働く・遊ぶ」を再定義する再開発が進行中です。
- 駅前広場・公園整備
- 歩行者中心の街づくり
- ファミリー層も意識した都市設計




引用:豊島区HP・計画概要
引用PDF:都市再生特別地区(池袋駅西口地区)都市計画(素案)・概要 三菱地所株式会社
東武鉄道株式会社作成
池袋は、山手線・東武・西武・東京メトロが乗り入れる大規模ターミナル駅で、長年にわたり大型商業施設や飲食、エンターテインメントが集まる「遊び・買い物の街」として発展してきました。近年は駅周辺で歩行者空間や公共空間の整備が進められ、南池袋公園のリニューアルや歩行者デッキ、駅前広場の改良などが実施され、日常の移動や待ち合わせがしやすくなっています。既存の商業施設(東武百貨店・西武百貨店・ルミネ等)の利便性に加え、近年開業した駅直結の施設や店舗が増えたことで、買い物・飲食・映画・各種サービス利用が駅周辺で完結しやすい環境が整っています。また、西口側でも再開発が進行しており、複合用途の超高層ビル計画や歩行者デッキ整備、駅前広場の拡充が計画・実施されています。これにより、通勤・通学の乗換え動線が整理され、移動のしやすさが向上するとともに、生活動線が駅中心でまとまりやすい都市機能の強化が進んでいます。
■八重洲エリア
八重洲は、東京駅前の大規模再開発が連続的に進むエリアです。
- 東京駅前の大規模再整備
- 商業・オフィス・バスターミナルの複合化
- 東京駅周辺の歩行者ネットワーク強化

引用:東京建物株式会社「「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」権利変換認可のお知らせ」


引用:三井不動産株式会社「八重洲二丁目中地区第一種市街地再開発事業」着工
八重洲エリアは、もともと東京駅八重洲口を中心に、オフィス、商業施設、バスターミナルなどが集まる交通利便性の高い地域でした。一方で、街区ごとに建物の更新時期が異なり、歩行者動線や街の一体感には改善余地があるエリアでもありました。現在は東京駅前で段階的な再開発が進められており、2023年3月には「東京ミッドタウン八重洲」がグランドオープンしています。
そのうえで、八重洲エリアでは現在も複数の地区で再開発が進行しています。代表的なのは、東京駅前八重洲一丁目東地区、八重洲二丁目中地区、八重洲一丁目北地区などです。
とくに東京駅前八重洲一丁目東地区では、地上51階建て・高さ約250mの超高層ビル「TOFROM YAESU TOWER」が整備されており、2026年2月竣工予定となっています。地下にはバスターミナル東京八重洲が整備されるなど、オフィス、商業、医療、劇場、住宅などを備えた複合施設として段階的に開業する計画です。
八重洲二丁目中地区でも、オフィス、店舗、劇場、サービスアパートメントなどを備えた大規模ミクストユース開発が2024年8月に着工しており、2029年の竣工が予定されています。さらに八重洲一丁目北地区では、東京駅直結の立地を活かした再開発が計画されており、南街区は2029年度、北街区は2032年度の竣工予定です。
こうした再整備では、オフィスや商業機能に加え、バスターミナル、歩行者空間、防災機能なども一体的に整備される計画となっています。また、日本橋川沿いの再整備とも連動し、東京駅周辺から日本橋方面へ回遊しやすい歩行者ネットワークの形成も期待されています。駅を使う人だけでなく、周辺で働く人や滞在する人にとっても使いやすい街へ変化しつつある点が、八重洲エリアの特徴です。
■西新宿エリア
西新宿は、超高層ビル街のイメージが強い一方で、地区ごとに再整備が続くエリアです。
- 老朽建物の更新と防災性向上
- 歩行者空間や都市基盤の整備
- 地区単位で進む段階的な再開発

引用:東京都都市整備局「西新宿地区再整備方針【概要版】」


西新宿エリアは、東京都庁周辺を中心に超高層オフィスビルが集積する、日本有数の業務エリアとして発展してきました。その一方で、駅から少し離れた地区には、木造建物や中小規模の建物が残る場所もあり、街区ごとに更新状況の差があるエリアでもあります。
現在は、西新宿一丁目商店街地区、西新宿三丁目西地区、西新宿五丁目南地区、西新宿六丁目16番地区などで、それぞれ段階的にまちづくりや再開発の検討・手続きが進められています。東京都の再整備方針では、西新宿では2040年代まで続く大規模な再開発の方向性が示されており、街区単位で都市機能の更新が進められていく計画です。
具体的には、公開空地や建物低層部に交流拠点となるラボや、誰でも利用できるロビー・テラス空間などを整備するほか、道路や広場を一体的に再編した歩行者空間「西新宿グランドモール」などの整備も構想されています。これにより、歩行者ネットワークの改善や都市環境の更新が進むとみられています。
すでに高層オフィス街としての利便性は高い一方で、今後は駅周辺とのつながりや歩きやすさ、防災性の向上などが進むことで、働く街としてだけでなく、都市環境の面でも評価が変化していく可能性があります。
再開発エリアを見るときのポイント
再開発エリアを評価する際は、単に「工事をしているか」だけでなく、
- どこまで完成しているのか
- 駅・交通との関係はどうか
- 商業・オフィス・住宅のバランス
といった視点が重要になります。
まとめ|再開発は「暮らしがどう変わるか」で判断する
東京都内の再開発エリアは、同じ“再開発”でも性格が異なります。
購入検討では、街の話題性よりも、生活動線や利便性がどう変わるのかを軸に見ることが大切です。
本記事では、東京都内で再開発が進むエリアを一覧で整理しました。
気になるエリアがあれば、完成時期や整備内容を具体的に確認し、自分の暮らしにどんな変化が生まれるのかという視点で見ていくことが重要です。
次回は、各再開発プロジェクトが「今どの段階にあるのか」を切り口に、
完成予定や進捗状況をより具体的に整理していきます。