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2025/12/19

2026年版【千代田区タワマン相場】独自データで読み解く5物件の位置づけと価格レンジ(2024–2025)

千代田区のタワーマンション市場は、一般的な「相場分析」が当てはまりにくい、例外的なエリアです。
供給は極めて限定的で、立地の希少性そのものが価格を決定づけるため、他区のような明確な価格帯比較は成立しません。

本稿では、独自に収集した販売履歴データをもとに、千代田区の主要タワーマンションを取り上げ、「どの価格帯に位置するのか」ではなく、「なぜその価格が成立しているのか」を整理します。

千代田区有名タワーマンション 平米単価ランキング(最新版)

まずは、2024年〜2025年の募集事例を集計した、千代田区主要タワーマンションの平均平米単価ランキングをご紹介します。
千代田区は供給数が限られているため、単なる相場比較ではなく、立地の格・ブランド・住戸規模の違いが数字に強く反映されるエリアです。

順位物件名平均平米単価(万円/㎡)最低値最大値70㎡換算価格販売履歴件数
1位平河町森タワーレジデンス794.0万円/㎡602.9963.05億5,580万円6件
2位パークコート千代田富士見 ザ・タワー552.9万円/㎡442.8721.23億8,703万円26件
3位ワテラスタワーレジデンス458.3万円/㎡314.1598.53億2,081万円82件
4位番町パークハウス407.8万円/㎡259.3500.32億8,549万円5件
5位東京レジデンス(一番町)308.8万円/㎡201.8407.82億1,616万円40件

千代田区のタワーマンションを比較すると、
最上位は平河町森タワーレジデンスが明確に突出しています。
平均は約800万円/㎡に迫り、上位住戸では900万円台に達するなど、
この物件は「相場の一部」というより別枠の資産クラスとして成立しています。

続くパークコート千代田富士見 ザ・タワーは、
千代田区タワーの中では実質的な上位基準となる存在で、
500万円台を中心に安定した価格帯を形成しています。
立地・ブランド・住戸バリエーションのバランスが取れた物件といえます。

ワテラスタワーレジデンスは、販売履歴件数が多く、
千代田区内では比較的流通量のあるタワーです。
300万円台〜500万円台後半まで幅を持ちながら、
平均では400万円台後半に収まり、実需と投資の中間層を支えるポジションを担っています。

番町パークハウスは、販売事例数こそ少ないものの、
150㎡前後の大型住戸が相場を押し上げる構造が特徴です。
平均値だけを見ると中位に見えますが、
実態としては「供給される住戸タイプによって相場が大きく動く」物件です。

東京レジデンス(一番町)は、
千代田区の中では比較的手が届きやすい価格帯を形成しており、
200万円台〜300万円台を中心に安定した募集が続いています。
立地の良さを前提に、実需層の受け皿となっている存在といえます。

【1位】平河町森タワーレジデンス

平均平米単価 794.0万円/最小値 602.9万円/最大値 963.0万円

平河町森タワーレジデンスの募集事例を見ると、
価格帯は 4.5億円台〜12.8億円前後、㎡単価は 602.9万円〜963.0万円の範囲で推移しています。
千代田区内のタワーマンションの中でも、高い水準の価格帯での募集が確認される物件です。

販売履歴は 6件と少なく、
短期的な売買が繰り返されるタイプではなく、
市場に出る機会自体が限られている様子がうかがえます。
実需や長期保有を前提とした所有が多く、募集は特定のタイミングに集中しています。

価格分布を見ると、
120〜160㎡クラスの大型住戸では 900万円前後/㎡に達する事例があり、
一方で 70〜80㎡台の住戸でも 600万円台〜760万円台/㎡で推移しています。
面積帯による差は見られるものの、下限水準が高い状態で保たれている点が特徴です。

全体としては、
平河町という立地条件、森ビル開発、住戸規模の構成を前提に、
一般的な価格帯比較とは異なる水準で取引事例が積み重なっているレジデンスです。

【2位】パークコート千代田富士見 ザ・タワー

平均平米単価 552.9万円/最小値 442.8万円/最大値 721.2万円

パークコート千代田富士見 ザ・タワーの募集事例を見ると、
価格帯は 2億円前後〜5億円台前半、㎡単価は 442.8万円〜721.2万円の範囲で推移しています。

2025年に入って以降は、
600万円前後/㎡での募集が目立つようになり、
2025年春から夏にかけては 650万円台〜721.2万円/㎡に達する事例も確認されています。
直近では、これらの水準での募集が継続して見られます。

一方、2024年の募集事例では
470万円台〜500万円台/㎡に収まるケースも確認されており、
時期によって平米単価の水準に差が見られます。

住戸別に見ると、
70㎡前後の住戸では*550万円台〜650万円台/㎡が中心となる一方、
同面積帯でも募集時期や条件によって 700万円台/㎡に達するケースがあります。
また、45〜55㎡台の住戸では 470万円台〜550万円台/㎡での募集が多く見られます。

全体としては、
500万円台後半〜600万円台を中心に、条件次第で700万円台まで広がるレンジが確認されており、
番町・富士見エリアという立地条件と物件特性が、募集価格に反映されている様子が読み取れます。

【3位】ワテラスタワーレジデンス

平均平米単価 458.3万円/最小値 314.1万円/最大値 598.5万円

ワテラスタワーレジデンスの募集事例を見ると、
価格帯は 1.7億円台〜5.8億円前後、㎡単価は 314.1万円〜598.5万円の範囲で推移しています。

2025年に入ってからは、
500万円台後半/㎡の募集が複数確認され、
上層階や条件の良い住戸を中心に、単価が高めに出る局面が見られました。

一方で、募集の中心は
420万円台〜520万円台/㎡に分布しており、
突出した高値事例を除くと、このレンジでの募集が継続しています。
全体として、極端な上下動は少ない状況です。

住戸別に見ると、
38〜39階・90㎡超の上層住戸では 540万円台〜590万円台/㎡の事例が見られる一方、
50〜60㎡台の中層住戸では 350万円台〜430万円台/㎡に収まるケースが確認されています。
階数と面積の組み合わせが、募集単価に反映されやすい傾向が見られます。

全体としては、
御茶ノ水・神田エリアの再開発を背景に、
千代田区内でも比較的高い水準のレンジで募集が積み重なっているタワーマンションで、
流通量が一定程度あり、価格帯の分布が把握しやすい点が特徴です。

【4位】番町パークハウス

平均平米単価 407.8万円/最小値 259.3万円/最大値 500.3万円

番町パークハウスの募集事例を見ると、
価格帯は 1.4億円台〜7.5億円前後、㎡単価は 259.3万円〜500.3万円の範囲で推移しています。

公開されている募集件数は多くありませんが、
番町エリアでは 実需・長期保有を前提とした所有が中心となるため、
住み替えや相続など特定のタイミング以外では市場に出にくい傾向が見られます。
このため、「確認できる募集事例」が限られやすい状況です。

分布を見ると、
150㎡前後の大型住戸が単価を押し上げるケースが見られ、
13階・150㎡超の住戸では 470万円台〜500万円台/㎡での募集が確認されています。
一方、50㎡台の1LDK住戸では 260万円台〜270万円台/㎡に収まる事例が多く、
住戸規模による単価差が大きい構成となっています。

時期別に見ると、
2024年はコンパクト住戸の募集が 200万円台後半/㎡の事例が確認されました。
一方、2025年は 大型住戸の募集が出たタイミングで 500万円台/㎡ に達する事例も見られています。

【5位】東京レジデンス

東京レジデンス(一番町)の募集事例を見ると、
価格帯は 1.1億円前後〜4億円弱、㎡単価は 201.8万円〜407.8万円の範囲で推移しています。

分布の中心は 280万円台〜360万円台/㎡にあり、
70〜95㎡前後の住戸が募集事例の多いゾーンとなっています。

2025年に入ってからは、
350万円台後半〜400万円前後/㎡の募集が見られ、
22〜25階の上層住戸や90㎡超の住戸では 380万円台〜407.8万円/㎡に達する事例も確認されています。
一方、51〜56㎡台の住戸では 240万円台〜290万円台/㎡の募集が多く見られます。

時期別では、
2024年は 210万円台〜270万円台/㎡の事例が中心となっており、
直近の募集と比べると水準に差が見られます。

全体としては、
300万円前後を中心に、条件次第で400万円前後まで広がるレンジでの募集が確認されており、
千代田区内では 実需寄りの価格帯で取引事例が積み重なっているタワーレジデンスとなっています。

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