2026年版【新宿区タワマン相場】独自データで読み解く主要5物件の価格推移(2024–2025)
新宿区のタワーマンション市場は、街ごとにまったく違う相場が現れることが特徴です。
新宿・四谷・飯田橋といったターミナル駅に近いエリアでは相場が高く、
一方で、神楽坂や早稲田などの住宅街では比較的落ち着いた価格帯が中心になります。
同じ新宿区であっても、
「どの街に建つマンションなのか」によって価格帯・需要・資産性が大きく変わるため、
区全体を一括りにせず、物件ごとの立ち位置を把握することが重要です。
本稿では、独自に収集した販売履歴データをもとに、
2024〜2025年の募集相場から新宿区を代表するタワーレジデンス5物件の位置づけを整理します。
細かな月次変動を見るよりも、
「いま市場のどのレンジにいるのか」をつかみやすく示すことを目的としています。
目次
■新宿区有名タワーマンション 平米単価ランキング(最新版)
まずは、直近の募集事例(主に2025年のデータを中心に集計)から算出した、
新宿区の主要タワーマンション 平均平米単価ランキング を示します。
| 順位 | 物件名 | 平均平米単価 | 最低平米単価 | 最高平米単価 | 70㎡換算価格 | 販売履歴件数 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | 富久クロス コンフォートタワー | 357.8万円/㎡ | 241.8 | 499.4 | 約2億5,046万円 | 85件 |
| 2位 | ザ・パークハウス西新宿タワー60 | 260.2万円/㎡ | 200.8 | 399.8 | 約1億8,214万円 | 93件 |
| 3位 | ローレルコート新宿タワー | 219.6万円/㎡ | 144.1 | 294.0 | 約1億5,372万円 | 20件 |
| 4位 | 新宿山吹アインスタワー | 193.0万円/㎡ | 148.8 | 244.3 | 約1億3,510万円 | 9件 |
| 5位 | 西早稲田シティタワー | 158.5万円/㎡ | 130.0 | 174.3 | 約1億1,095万円 | 19件 |
※表示されている事例の価格は全て募集価格です。実際の成約価格とは異なりますのでご注意ください。また、非公開にて成約した情報の募集価格は含まれていません。2025年1月〜2025年12月までの募集データをもとに作成しています。
新宿区の主要タワーマンションを比較すると、
トップは富久クロス コンフォートタワー で、平均平米単価は350万円台後半に位置します。2025年の募集事例では、上層階や広めの住戸を中心に 500万円前後/㎡に達する高単価事例 も確認されており、新宿エリアに隣接する大規模タワーとして、区内では最も強い相場帯を形成しています。
2位のザ・パークハウス西新宿タワー60 は、平均260万円台と比較的抑えられた水準を維持しつつ、募集条件によっては 350〜400万円台/㎡ に達する事例も見られます。流通量が多く、住戸スペックによる価格差がはっきりと表れやすい点が特徴です。
3位のローレルコート新宿タワー は、平均200万円台前半を中心とするレンジで推移しています。上層階や広めの住戸では 250〜290万円台/㎡ の事例も確認されており、全体としてはミドルレンジに位置しながら、条件次第で上振れが生じやすい構造となっています。
新宿山吹アインスタワー は、平均190万円前後が中心帯となり、物件規模や立地特性を反映した中価格帯の相場を形成しています。2025年は募集件数自体は限られるものの、時期によっては 200万円台前半まで上振れする局面 も見られました。
西早稲田シティタワー は、平均150万円台前半が中心で、区内タワーの中では比較的抑えられた水準に位置します。50㎡前後の住戸が市場の主軸となっており、募集時期によっては 170万円台/㎡ の事例が見られるなど、緩やかなレンジ内で推移しています。
総じて新宿区のタワーマンション相場は、
立地の都心近接度・物件規模・住戸構成の違いがそのまま単価差として表れやすい市場 であり、物件ごとの価格レイヤーが比較的明確に分かれる点が特徴といえます。
【1位】富久クロス コンフォートタワー

平均平米単価 357.8万円/最小値 241.8万円/最大値 499.4万円
富久クロス コンフォートタワーの募集事例を見ると、
価格帯は 1.1億円前後〜4.5億円台、㎡単価は 241.8万円〜499.4万円の範囲で推移しています。
募集事例は 300万円台〜380万円台/㎡に分布するものが多く、
60〜80㎡前後の住戸が比較的多く見られるボリュームゾーンとなっています。
販売履歴は 85件あり、一定のデータ蓄積が確認できます。
2025年春頃には 400万円台前半〜中盤/㎡の募集が続く局面が見られましたが、
その後は 300万円台後半〜400万円台前半/㎡を中心とした水準に戻る動きも確認されています。
また、50〜60㎡台の住戸では *60万円台〜320万円台/㎡の事例も見られ、
面積帯によって単価レンジが分かれる傾向がうかがえます。
上限側では、
80㎡前後や条件の良い住戸で 400万円台〜499.4万円/㎡に達する募集も確認されていますが、
これらは限定的な条件による個別事例と捉えられます。
全体としては、
300万円台を中心としつつ、住戸条件によって400万円台後半まで広がるレンジが見られ、
新宿区内の大規模タワーマンションの中では、
比較的安定した価格帯での募集が継続している物件と整理できます。
【2位】ザ・パークハウス西新宿タワー60

平均平米単価 260.2万円/最小値 200.8万円/最大値 399.8万円
ザ・パークハウス西新宿タワー60の募集事例を見ると、
価格帯は 9,000万円台〜4億円台、㎡単価は 200.8万円〜399.8万円の範囲で推移しています。
分布の中心は 240万円台〜300万円台/㎡にまとまっており、
60〜80㎡前後の住戸が比較的多く流通しているゾーンとなっています。
2025年春頃には 300万円台後半〜400万円台前半/㎡の募集が続く時期が見られましたが、
その後は 260万円台〜300万円台/㎡を中心とした水準に落ち着く動きも確認されています。
一方で、80〜100㎡前後の住戸では 350万円台〜399.8万円/㎡に達する事例も見られ、
住戸スペックによる単価レンジの広がりがうかがえます。
また、40㎡台の住戸では 200万円台〜250万円台/㎡の募集が中心で、
面積帯ごとに価格帯が分かれる傾向が見られます。
全体としては、
240万円台〜300万円台を中心としつつ、条件次第で400万円近辺まで広がるレンジが確認され、
新宿区内の大規模タワーマンションとして、
比較的安定した水準での募集が続いている物件と整理できます。
【3位】ローレルコート新宿タワー

平均平米単価 219.6万円/最小値 144.1万円/最大値 294.0万円
ローレルコート新宿タワーの募集事例を見ると、
価格帯は 9,000万円前後〜2億円台後半、㎡単価は 144.1万円〜294.0万円の範囲で推移しています。
2025年春頃には 290万円台/㎡の募集が確認されましたが、
その後は 200万円台〜240万円台/㎡に事例が集まる動きが見られ、
足元では比較的落ち着いたレンジでの推移がうかがえます。
分布を見ると、
27〜32階前後・70〜85㎡台では 250万円台〜290万円台/㎡に達する事例がある一方、
10〜20階・55〜65㎡台では 170万円台〜220万円台/㎡が中心となっています。
また、40〜50㎡台では 140万円台〜180万円台/㎡の募集が多く、
面積帯ごとに価格帯が分かれる傾向が見られます。
全体としては、
200万円台前半を中心に、条件次第で300万円近辺まで広がるレンジが確認され、
住戸条件が募集価格に反映されやすい物件と整理できます。
【4位】新宿山吹アインスタワー

平均平米単価 193.0万円/最小値 148.8万円/最大値 244.3万円
新宿山吹アインスタワーの募集事例を見ると、
価格帯は 7,000万円台〜1億3,000万円前後、㎡単価は 148.8万円〜244.3万円の範囲で推移しています。
直近の分布では 190万円前後/㎡に集まる事例が比較的多く、
新宿区内のタワーマンションの中では 中価格帯に位置するレンジが中心となっています。
2025年後半にかけては、
230万円台〜240万円台/㎡の募集が複数確認され、
年度内ではやや高めの水準となる局面も見られました。
一方で、全体としては 170万円台〜210万円台/㎡を中心としたレンジに収まる動きが続いており、
足元の市況に大きな変動は見られていません。
面積帯別に見ると、
55㎡前後の住戸では 180万円台〜210万円台/㎡が中心となる一方、
40㎡台のコンパクト住戸では 150万円台〜180万円台/㎡に分布する傾向があります。
募集件数は多くありませんが、条件の良い住戸が出た際には 240万円台/㎡まで伸びるケースも確認されています。
全体としては、
190万円前後を中心に、条件次第で240万円台まで広がるレンジが見られ、
立地や物件規模を反映した、比較的落ち着いた価格帯での募集が続いているタワーマンションと整理できます。
【5位】西早稲田シティタワー

平均平米単価 158.5万円/最小値 130.0万円/最大値 174.3万円
西早稲田シティタワーの募集事例を見ると、
価格帯は 6,000万円前後〜1億3,000万円前後、㎡単価は 130.0万円〜174.3万円の範囲で推移しています。
分布の中心は 150万円台前半〜160万円前後/㎡にあり、新宿区のタワーマンションの中では比較的落ち着いた価格レンジが見られます。
2025年夏頃には 170万円台/㎡の募集が複数確認され、一時的に上振れする局面も見られましたが、
その後は **140万円台〜165万円台/㎡**を中心とした帯に収まる動きが続いています。
面積帯別では、
50㎡前後の1LDKが 150万円台〜160万円台/㎡での募集が多く、
市場のメインレンジを形成しています。
一方、60〜80㎡台の2LDK〜3LDKでは 140万円台〜170万円台/㎡と幅が広がり、
条件の良い住戸では 170万円台/㎡に達する事例も確認されています。
全体としては、
150万円台を中心に、条件次第で170万円台前半まで広がるレンジが見られ、
比較的安定した中価格帯での募集が継続している物件と整理できます。