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2025/10/23

不動産投資ローンが通りやすい銀行&条件まとめ【2025年版】

はじめに:融資は「どの銀行を選ぶか」で結果が変わる

不動産投資を始めるうえで最大の壁が「融資」です。
同じ物件でも、銀行によって審査結果・金利・借入額はまったく異なります。

「どの銀行が通りやすいのか」「年収や勤務先で差が出るのか」を理解しておくことで、
チャンスを逃さず、より良い条件でスタートすることができます。

この記事では、2025年時点での最新融資トレンドと、
初心者が借りやすい銀行・審査のポイントを詳しく解説します。


1. 不動産投資ローンの基本をおさらい

投資用ローンは、住宅ローンとは目的も審査基準も異なります。
銀行は「返済能力」と「物件の収益性」をセットで見ています。

特に初心者の場合、「年収」「勤務先」「自己資金」の3つが重要です。

チェック項目審査の観点
年収返済能力(目安:年収500万円以上が有利)
勤務先安定性(上場企業・公務員・大手企業が有利)
自己資金リスク共有の度合い(頭金10〜20%あると通りやすい)

2. 銀行のタイプ別・通りやすさ比較

銀行によって得意分野が異なります。
自分の属性に合わせて、最もマッチする銀行を選びましょう。

銀行タイプ特徴向いている人
メガバンク(三菱UFJ・三井住友・みずほ)金利が低く信頼性が高い。審査は厳しめ年収1,000万円以上・安定属性
地方銀行・信用金庫地域密着で柔軟。物件エリアが重なると強い物件が地元・関東近郊
ノンバンク(オリックス・ジャックスなど)審査が柔軟でスピーディー。金利は高め年収500万円前後・自己資金少なめ
オンライン銀行(住信SBIネット銀行など)手続きが簡単で早い。物件次第で柔軟共働き世帯・若手層
投資特化型金融機関(ARUHI・日本保証提携銀行など)不動産投資専門チームあり。事例豊富初心者・区分マンション投資派

初心者は、地方銀行やノンバンクのように「柔軟に対応してくれる金融機関」から始めるのがおすすめです。


3. 2025年版|通りやすい銀行ランキング(実績傾向)

2024〜2025年にかけて、個人投資家からの評価が高い銀行をまとめました。

銀行名特徴金利(目安)融資限度額
① オリックス銀行投資用ローン実績トップクラス年1.9〜3.5%最大1億円
② スルガ銀行年収・属性より物件重視年2.5〜4.0%最大2億円
③ SBJ銀行外資系勤務・非居住者にも柔軟年2.2〜3.2%最大1億円
④ りそな銀行サラリーマン層中心。都心区分に強い年1.6〜2.5%最大7,000万円
⑤ 千葉銀行・横浜銀行地域密着で中古投資に前向き年1.8〜3.0%最大8,000万円

特に「りそな銀行」「オリックス銀行」は、初心者からの支持が高く、
条件を整えれば最初の1件目で通るケースが多いです。


4. 銀行が見ている「審査の5つのポイント」

  1. 年収と返済比率(返済負担率)
     → 年収の30〜40%以内が目安。
  2. 勤務先と職歴
     → 転職直後より、同一企業3年以上が有利。
  3. 自己資金(頭金)
     → 物件価格の10〜20%を入れられると印象が良い。
  4. 物件の収益性・立地
     → 家賃収入>ローン返済が成り立つか。
  5. 他の借入状況(クレジット・車ローンなど)
     → 延滞履歴があるとマイナス評価。

これらのうち、初心者が最もコントロールしやすいのは「頭金」と「信用情報」です。
申し込み前に、クレジット利用状況を整えておきましょう。


5. 融資を通しやすくするコツ

初心者でも融資を有利に進めるためには、次の3つが効果的です。

(1)複数の銀行に相談してみる

銀行によって「得意属性」が違うため、1行だけで判断しないことが大切です。
属性(年収・勤務先)やエリアをもとに、3〜4行へ同時相談すると成功率が上がります。

(2)購入予定の物件を具体的に提示する

融資は「物件ありき」です。
数字(価格・家賃・利回り)を示すと、担当者が判断しやすくなります。
AI査定レポートなどを添えるのも効果的です。

(3)自己資金を“見せる”

実際に頭金を入れなくても、「手元資金として500万円ある」ことを示せば評価されます。
資産証明書や残高証明を準備しておきましょう。


6. 年収別・融資目安表(2025年版)

年収融資可能額(目安)対応銀行例向いている投資タイプ
400万円~2,000万円信用金庫・ノンバンク中古区分マンション
600万円~3,500万円地方銀行・りそな銀行都心ワンルーム
800万円~5,000万円メガバンク・オリックス銀行新築区分・小規模アパート
1,000万円以上~1億円メガバンク・スルガ銀行一棟・複数戸投資

「年収=限度額」ではなく、「返済計画と物件の収益性」が通過の決め手になります。


7. よくある落とし穴と注意点

  1. 「年収が高ければ借りられる」と思い込む
     → 年収よりも“返済計画”が重視される。
  2. 1社に断られて諦めてしまう
     → 銀行ごとに評価基準が違うため、別の銀行で通るケースも多い。
  3. 販売業者に融資を丸投げする
     → 営業会社が提携する「高金利ローン」を勧めることもあるので注意。

自分で複数銀行を比較することで、金利・期間・手数料のトータルコストを抑えられます。


まとめ:融資を制する者が不動産投資を制す

不動産投資のスタートラインは「融資の通過」です。
借りやすい銀行を理解し、事前準備を整えることで、最初の一歩をスムーズに踏み出せます。

最後にポイントを整理します。

  1. 融資は「年収・物件・自己資金」の3軸で判断される
  2. 初心者は地方銀行・ノンバンク・りそな銀行などが狙い目
  3. 頭金・信用情報・返済計画を整えてから申し込む

正しい知識と準備があれば、初心者でも融資は十分に通ります。
“借りられるか不安”ではなく、“どうすれば通るか”を考えて行動することが、成功への第一歩です。


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