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不動産購入から引越しまでのスケジュール目安

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誰しも初めての不動産購入はわからないことだらけです。やらなければならないことも多く、新しい住まいへの引越しから新生活の準備まで、生活が落ち着くまで忙しい毎日を送ることになります。ご家族がいる場合は、学校や保育園などのスケジュールもあり、しっかりとした予定をたて準備する必要があります。

今回は、そんな初めての不動産購入で不安を抱える方にぜひ参考にしていただきたい不動産購入から引っ越しまでのスケジュール感をご紹介します。
ご紹介するのはあくまで一つの例ですが、例えば、4月からの新年度に間に合うようにするには、いつ頃までに何をしなければならないのかなど、参考にしてみてください。

<step1 物件探しを始めましょう:1ヶ月〜>

  • 希望の条件の整理
  • 物件の選定

では早速物件探しを始めましょう。まず初めにすることは、希望の条件を整理することです。
立地や広さや予算など様々な条件があるかと思いますが、例えば一口に立地といっても、駅までの近さや周辺環境、お子様がいらっしゃる場合は学区など考えなければならないことはたくさんあります。

ご希望の条件にぴったり当てはまる物件は、なかなか出てこないことが多いのも現実なので、これだけは外せないという条件を絞って、少し視野を広げて物件を選定していくのも良いでしょう。

予算や築年数であれば、希望の条件とここが限界という上限を決め、希望からは少し外れた条件の物件にも目を通してみることで、新しい住まいのイメージがより鮮明になってくることもあります。
もし、引越しの期日がある程度決まっている場合は、事前にスケジュールを立てる上で、最低でも一ヶ月以上はみておく必要があります。

<step2 内見から購入予約まで:約2週間>

  • 内見(内覧)
  • 物件の仕様など詳細の確認

物件探しと並行して、条件に見合う物件が見つかったら早速内見の申し込みをしてみましょう。
担当者のスケジュールや、物件によっては現オーナーのスケジュールの兼ね合いもありますので、一週間程度の余裕をみておく必要があります。

また、遠方の場合は、数件まとめて内見できるよう、担当者との調整が必要です。
当日は、時間に少し余裕を持って、物件だけではなく、周辺環境をチェックしてみたり、実際に駅や最寄りの施設まで歩いてみたりと、引越し後の新生活をイメージし現地を調査してみるのも良いと思います。

気になる方は、より細かい物件の仕様や管理規約などを担当者に聞いてチェックしましょう。
必要であれば、再度内見を行なって気になるポイントを確実に再確認します。

<step3 購入の申し込み〜契約書作成:約2週間>

  • 購入の申し込み
  • 契約内容の調整
  • ローンの事前審査

そして、ついに目当ての物件が決まったら物件の購入の申し込みを行います。
購入予約や買付申し込みとも言いますが、購入を前提とした仮押さえになります。

申し込みを行った後は、売主や仲介する不動産会社との間で、購入金額や物件の引き渡し時期、その他の条件などを決めていきます。
価格に開きがありなかなか折り合わない場合などは、交渉が長引くこともありますので、最低でも2週間はみておきたいところです。

住宅ローンなどを利用される場合は、このタイミングでローンの事前審査を行うのが一般的です。
同時にリフォームなどを行う場合は、リフォーム費用を含めたローンも可能ですので、どの程度リフォームに費用がかかるのか当たりをつけておく必要があります。

また、審査が不安な方は、複数の金融機関に事前審査を申し込むということも可能です。
住宅ローンの事前審査は、2〜3日長くても一週間程度でおりることが多いですが、事前審査が通っていないとその後の不動産契約を行うことができないという場合もあります。
事前に、金融機関を決め必要書類を確認するなど準備をしっかりとしておきたいところです。

その他にも、契約時の手付金の他に、仲介手数料、管理費や固定資産税の精算額、登記にかかる手数料など購入時にかかる諸費用などもこのタイミングで確認しておくと安心です。

購入の申し込みを行い、売主との間で交渉が成立すれば、契約へ向け契約書の作成が始まります。
契約書面は事前にしっかりと確認し、契約内容や各種条件、特約事項までしっかりと目を通します。
お互いトラブルを避けるためわからないことや気になることは、担当者に問い合わせ確実に確認するようにしましょう。

step4 契約の締結〜ローン本審査:約1ヶ月

  • 売買契約の締結
  • ローン本審査の申し込み
  • 火災保険の比較検討
  • 引越し業者の選定

売買契約の締結

契約書が完成したらついに物件の売買契約です。
当日は、主に契約に係る重要事項の説明を受けることになります。

重要事項説明では、不動産会社の宅地建物取引士から契約書面と口頭により、建物や契約に関わる事項の説明が行われます。
もちろん事前に十分チェックを行った上でのぞむこととなりますが、契約内容の確認をする最後の機会となりますので、確実に一つ一つ確認をしましょう。

平日は仕事があり予定が合うのが週末のみという方も多いと思いますので、購入の申し込みから契約までは、1ヶ月以上の期間はみておく必要があります。
また、物件引き渡しの時期ですが、中古物件の場合、売主側との話し合いで決めることとなりますが、特別な事情がない限り一般的には、契約から一ヶ月後程度の場合が多いです。
その間に、売主側は契約内容に沿った修繕や、引き渡しに備え住戸内のクリーニングなどを行います。

ローン本審査の申し込み

無事売買契約が成立した後、まずはローンの本審査の申し込みを行います。
一般的に、審査期間として2週間程度かかりますが、借入金額などにより審査が長くかかる場合もありますので、物件引渡し日に確実に間に合うよう、必要書類など事前に準備を進め、余裕を持ったスケジュールを組みましょう。
そして、住宅ローンの本審査が終わり、契約日の段取りをつけたらローン契約を締結します。
その後は、引き渡し日までに、引越しの準備など、新生活に向けた準備作業を行っていきます。

火災保険の比較検討

その他には、契約の締結から引き渡しまでの期間で、火災保険の契約や引越しの段取りなど、新生活に向けた具体的な手続きを進めていきます。火災保険に関しては、数社見積もりをとり比較検討する上で、初めての方はわからないことも多いと思いますので、早めに準備を進めたいところです。

引越し業者の選定

また、引越し業者は、3月から4月の新学期期間や5月の連休期間などは繁忙期となり、料金が割高になったり、希望の日時での予約が難しいこともありますので、不動産契約の締結後すぐに業者選定に取り掛かることをお勧めします。

<step5 ローン契約〜引越し準備:約2週間>

  • ローン契約
  • 引越し準備

ここまでくると、残すは物件の引き渡しから引越しまでの準備作業となります。引越しの準備に関しては、新居のどの部屋に何を置くかをイメージし荷造りを進めるとともに、新たに購入する家具や家電などの購入準備も進めていきます。
特に、照明器具やカーテン、時期によってはエアコンなど、すぐに必要となるものもありますので、前もって目星をつけておくと良いでしょう。また、冷蔵庫や洗濯機など大型家電、ソファやベッドなどの大型家具は、搬入経路が確保されているかや、実際に設置が可能なサイズかなどを確認しておく必要があります。不動産契約後に、時間を見つけて現地に行き設置スペースの採寸などをしておくとスムーズです。

また、リフォーム工事を行う場合は、マンションの管理組合に、いつから工事が可能かを事前に確認しておく必要があります。
管理規約により図面や工事の工程表などを管理組合に提出し、工事の許可が降りてからでないとリフォーム工事を始めることができない場合が多く、手続きに数週間程度かかる場合もあります。
物件引き渡しからリフォーム工事、その後の引越しまでの期間を短縮するためにも、担当者に問い合わせたり、管理室に出向き、必要期間や提出書類などを確認しておきましょう。

<step6 引き渡し〜引越し:約2週間>

  • 残金の精算(融資実行)
  • 物件の引き渡し
  • 不動産登記
  • 電気ガス水道インターネットの契約
  • 引越し

そして、物件の引き渡しとなります。住宅ローンを利用する場合は、手付金や頭金を除いた残代金の融資実行日となりますので、ローンを組んだ金融機関で行うことが多く、その流れで同席する司法書士により登記申請の手続きが始められます。

住宅ローンの融資が実行されると、同時に鍵の引き渡しや設備機器などの取扱説明書などが引き渡され、晴れて契約した物件が自分たちのものとなります。
その後、司法書士により、登記の手続きが進められることとなりますが、年度末などは、法務局が混み合うこともあり、登記が完了し実際に手元に登記済権利証や登記簿謄本などが届くまでには、数週間の期間を要することもあります。

金融機関などで鍵の引き渡しが済んだ後は、早速購入した物件に行き契約内容と相違がないかを確認しましょう。
中古物件の場合は、設備機器や建具などに故障や破損がある場合、特約事項として修繕や補修内容が定められていることがあります。その内容に見合った対応がとられているかを実際にチェックする必要があります。
また、経年変化以上のキズや汚れに関して、事前に告知されていないものがあった場合は、速やかに不動産会社の担当者に連絡を取り、その後の対応を協議しましょう。引越しやリフォーム工事後にそういった問題が発覚してしまうと、責任の所在がわからなくなってしまい、不要なトラブルに発展してしまう恐れがあります。

また、引越しまでに、電気ガス水道などのインフラ関係の契約を済ませておくことも忘れないようにしましょう。
特にガス契約に関しては、開栓手続き時にガス業者の立ち合いが必要になりますので、年度末の繁忙期などで予約が取りにくくなることもありますので、早めに連絡をしておきましょう。

〜まとめ〜

以上、駆け足でしたが物件探しから引越しまでの流れをご紹介しました。
全ての手続きが終了するまでに、最低でも4ヶ月は予定しておく必要があることがわかります。

新年度前の3月中に引っ越したい場合は、年末年始の長期休暇も見込んで遅くとも前年の11月までには動き出す必要がありそうです。
もちろんご紹介した必要期間は、大きなトラブルもなくスムーズに進んだ場合の試算ですので、より余裕を持ち計画を立てる必要があるといえます。

令和2年度第3次補正 事業再構築補助金により作成

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