台東区の海抜・標高ってどれくらい?町内ごとに比べてみよう。

海抜は何メートルあれば安心?

海抜が大きく影響する自然災害には、津波・高潮・河川の氾濫・内水氾濫などがあり、特に低地の多い地域は要注意です。

「海抜は何メートルあれば安心なのか?」という疑問に対して、国の明確な基準は存在していません
ただし、過去の災害データや専門家の意見をもとに、以下のような“目安”が語られています。

安全性海抜の目安
安全20m以上
概ね安全10〜20m
注意5m~10m未満
危険5m未満

具体的に町丁目ごとにみてみましょう!

※海抜と標高の違いとは?
「海抜」も「標高」もほぼ同じ意味です。
どちらも「東京湾の平均海面からの高さ」を表しており、使い分けに明確な違いはありません。

台東区で海抜が高い安全な地域はどこ?

台東区における海抜10メートル以上20メートル未満の「概ね安全」な地域は、全部で9町丁目あります。
台東区は全体的に低地が多いため、海抜20メートル以上の「安全」エリアは存在しません。

安全性海抜の範囲主な町丁目特徴・リスク
危険0〜5m未満橋場、清川、日本堤、東浅草、竜泉、浅草(1〜7丁目)、千束、寿、三筋、入谷、松が谷、北上野、元浅草、東上野、下谷、根岸(1〜5丁目)、今戸、小島、台東、蔵前、浅草橋、駒形、柳橋、鳥越、秋葉原、雷門、上野(1・3・5〜7丁目)など台東区の広範囲が低地で、隅田川や神田川の影響を受けやすいエリア。内水氾濫・河川氾濫・高潮リスクが高く、注意が必要。特に清川・橋場・浅草周辺は海抜1〜2m台が多い。
注意5〜10m未満雷門二丁目、上野(1〜4丁目)、池之端(2〜4丁目)、谷中三丁目河川氾濫の影響を受ける可能性はやや低下するが、依然として浸水・高潮の影響を受けるリスクがあるエリア。
概ね安全10〜20m池之端一丁目、谷中(1・2・4〜7丁目)、上野桜木(1・2丁目)、上野公園台東区の中でも高台に位置するエリア。水害リスクは比較的低く、過去の災害記録も少ない。谷中・上野公園周辺は地形的に安定している。

台東区の町丁目別・海抜一覧(低い順)

👇こちらから東京23区全域の標高を地図で確認できます。

町丁目海抜(m)安全性
橋場二丁目0.5危険
清川一丁目0.7危険
清川二丁目0.8危険
日本堤二丁目0.8危険
今戸二丁目0.9危険
東浅草二丁目1.1危険
橋場一丁目1.1危険
日本堤一丁目1.1危険
東浅草一丁目1.2危険
竜泉三丁目1.2危険
浅草五丁目1.3危険
千束三丁目1.3危険
浅草四丁目1.4危険
千束一丁目1.4危険
千束二丁目1.4危険
西浅草三丁目1.5危険
竜泉二丁目1.5危険
三筋二丁目1.6危険
寿一丁目1.6危険
西浅草二丁目1.6危険
入谷二丁目1.6危険
三ノ輪一丁目1.6危険
蔵前四丁目1.7危険
寿二丁目1.7危険
竜泉一丁目1.7危険
松が谷一丁目1.8危険
松が谷三丁目1.8危険
松が谷四丁目1.8危険
松が谷二丁目1.8危険
浅草三丁目1.8危険
入谷一丁目1.8危険
元浅草二丁目1.9危険
北上野二丁目1.9危険
三ノ輪二丁目1.9危険
台東二丁目2危険
西浅草一丁目2危険
蔵前三丁目2.1危険
元浅草四丁目2.1危険
元浅草一丁目2.1危険
東上野二丁目2.1危険
東上野三丁目2.1危険
北上野一丁目2.1危険
下谷三丁目2.1危険
根岸五丁目2.1危険
浅草橋五丁目2.2危険
小島二丁目2.2危険
三筋一丁目2.3危険
台東三丁目2.3危険
東上野五丁目2.3危険
東上野六丁目2.3危険
浅草橋三丁目2.4危険
台東四丁目2.4危険
台東一丁目2.5危険
浅草六丁目2.5危険
東上野四丁目2.5危険
浅草橋二丁目2.6危険
元浅草三丁目2.6危険
東上野一丁目2.6危険
小島一丁目2.6危険
柳橋二丁目2.7危険
駒形二丁目2.7危険
上野六丁目2.7危険
下谷二丁目2.7危険
下谷一丁目2.8危険
鳥越一丁目2.8危険
蔵前二丁目2.9危険
秋葉原2.9危険
寿三丁目2.9危険
浅草七丁目2.9危険
今戸一丁目2.9危険
花川戸一丁目2.9危険
蔵前一丁目3危険
浅草一丁目3危険
上野五丁目3危険
浅草二丁目3危険
浅草橋四丁目3危険
寿四丁目3.1危険
雷門一丁目3.1危険
花川戸二丁目3.1危険
千束四丁目3.1危険
浅草橋一丁目3.1危険
根岸四丁目3.5危険
柳橋一丁目3.6危険
鳥越二丁目3.8危険
上野三丁目3.8危険
上野七丁目4.4危険
根岸二丁目4.5危険
駒形一丁目4.9危険
根岸三丁目4.9危険
雷門二丁目5注意
上野一丁目5.2注意
上野二丁目5.3注意
上野四丁目5.4注意
池之端三丁目5.5注意
池之端二丁目5.8注意
根岸一丁目5.9注意
谷中三丁目6.8注意
池之端四丁目7.2注意
谷中一丁目9.6注意
池之端一丁目15.4概ね安全
谷中二丁目15.9概ね安全
上野桜木二丁目16概ね安全
谷中五丁目16.8概ね安全
上野桜木一丁目17.4概ね安全
谷中六丁目17.8概ね安全
上野公園18.1概ね安全
谷中七丁目18.5概ね安全
谷中四丁目18.9概ね安全

【 出典|参照 】
■ 国土地理院|https://www.gsi.go.jp/
■ Geolonia|https://geolonia.github.io/japanese-addresses/

台東区の海抜から見た不動産・暮らしのポイント

  • 同じ区内でも「地形」によってリスクが大きく異なる
     → 不動産購入時は「駅近」だけでなく、「標高」「災害ハザードマップ」もチェックを!
  • 0〜5mエリアは、想定外の豪雨や内水氾濫に備えた設備が重要
     → 防水板、地下機械室の注意、保険も要検討
  • 20m以上のエリアは資産性・安全性の観点から人気が高く、地価も安定
     → 長期居住や投資目的にも安心材料に

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