文京区の海抜・標高ってどれくらい?町内ごとに比べてみよう。

海抜は何メートルあれば安心?

海抜が大きく影響する自然災害には、津波・高潮・河川の氾濫・内水氾濫などがあり、特に低地の多い地域は要注意です。

「海抜は何メートルあれば安心なのか?」という疑問に対して、国の明確な基準は存在していません
ただし、過去の災害データや専門家の意見をもとに、以下のような“目安”が語られています。

安全性海抜の目安
安全20m以上
概ね安全10〜20m
注意5m~10m未満
危険5m未満

具体的に町丁目ごとにみてみましょう!

※海抜と標高の違いとは?
「海抜」も「標高」もほぼ同じ意味です。
どちらも「東京湾の平均海面からの高さ」を表しており、使い分けに明確な違いはありません。

文京区で海抜が高い安全な地域はどこ?

文京区における海抜10メートル以上20メートル未満の「概ね安全」な地域は、全部で18町丁目あります。さらに、海抜20メートル以上の「安全」とされる高台エリアは、35町丁目にのぼります。これらの地域は、津波や河川氾濫のリスクが比較的低く、地盤も安定しているため、文京区の中でも居住環境として非常に安心できるエリアと言えるでしょう。

安全性海抜の範囲主な町丁目特徴・リスク
危険0〜5m未満水道一丁目、後楽二丁目水害リスクが高いエリア。神田川に近接しており、河川氾濫・内水氾濫のリスクが特に高い。低地のため豪雨時は要注意。
注意5〜10m未満根津一丁目・二丁目、水道二丁目、関口一丁目、内水氾濫や周辺河川の影響が及ぶ可能性がある。地形によっては排水が滞ることもあり、ハザードマップ要確認。
概ね安全10〜20m本駒込四丁目、音羽二丁目、千駄木一〜四丁目、本郷一・四・七丁目、小石川二・三丁目、など比較的高地にあり、災害リスクは低め。場所によっては坂や高低差あり。過去の浸水記録は少ない。
安全20m以上向丘一・二丁目、本郷二・三・五・六丁目、小石川四・五丁目、など文京区の中でも高台に位置し、津波や河川氾濫のリスクは極めて低い。地盤も安定しており、居住性は高い。

文京区の町丁目別・海抜一覧(低い順)

👇こちらから東京23区全域の標高を地図で確認できます。

 

町丁目海抜(m)安全性
水道一丁目2.1危険
後楽二丁目4.3危険
根津二丁目5注意
関口一丁目5.2注意
水道二丁目5.3注意
根津一丁目5.8注意
千駄木二丁目5.8注意
小石川一丁目6注意
後楽一丁目6.9注意
湯島三丁目7.5注意
音羽一丁目8注意
白山三丁目9.5注意
白山一丁目9.6注意
本駒込四丁目11.1概ね安全
音羽二丁目12.3概ね安全
千駄木四丁目12.8概ね安全
本郷一丁目13.3概ね安全
白山二丁目14.1概ね安全
千駄木三丁目14.2概ね安全
千駄木一丁目14.4概ね安全
目白台一丁目14.6概ね安全
関口二丁目14.8概ね安全
小石川三丁目14.9概ね安全
湯島一丁目16概ね安全
湯島四丁目17.4概ね安全
大塚四丁目18.3概ね安全
小石川二丁目18.4概ね安全
弥生二丁目18.4概ね安全
本郷七丁目18.6概ね安全
本郷四丁目18.8概ね安全
春日二丁目19.1概ね安全
本駒込一丁目19.7概ね安全
向丘二丁目20.2安全
千石一丁目20.3安全
西片二丁目20.6安全
小日向四丁目20.7安全
向丘一丁目20.9安全
本郷六丁目21安全
弥生一丁目21.1安全
本駒込五丁目21.4安全
湯島二丁目21.6安全
西片一丁目21.6安全
春日一丁目21.8安全
本郷五丁目21.9安全
大塚三丁目21.9安全
本郷三丁目22.2安全
本郷二丁目22.2安全
小石川五丁目22.2安全
千駄木五丁目22.3安全
小日向三丁目22.4安全
本駒込三丁目23.1安全
目白台二丁目23.5安全
大塚二丁目23.8安全
白山五丁目24.1安全
本駒込二丁目24.1安全
白山四丁目24.2安全
本駒込六丁目24.6安全
千石四丁目24.7安全
小石川四丁目24.8安全
千石二丁目24.9安全
小日向一丁目25.4安全
千石三丁目25.7安全
小日向二丁目26.5安全
大塚一丁目27.3安全
目白台三丁目28.9安全
関口三丁目30.1安全
大塚六丁目30.9安全
大塚五丁目31.8安全

【 出典|参照 】
■ 国土地理院|https://www.gsi.go.jp/
■ Geolonia|https://geolonia.github.io/japanese-addresses/

文京区の海抜から見た不動産・暮らしのポイント

  • 同じ区内でも「地形」によってリスクが大きく異なる
     → 不動産購入時は「駅近」だけでなく、「標高」「災害ハザードマップ」もチェックを!
  • 0〜5mエリアは、想定外の豪雨や内水氾濫に備えた設備が重要
     → 防水板、地下機械室の注意、保険も要検討
  • 20m以上のエリアは資産性・安全性の観点から人気が高く、地価も安定
     → 長期居住や投資目的にも安心材料に

ドクターアセットは
日本有数のベンチャーキャピタルから出資を受けて運営されています

  • ITOCHU TECHNOLOGY VENTURES
  • global brain
  • みずほキャピタル