港区の海抜・標高ってどれくらい?町内ごとに比べてみよう。

海抜は何メートルあれば安心?

海抜が大きく影響する自然災害には、津波・高潮・河川の氾濫・内水氾濫などがあり、特に低地の多い地域は要注意です。

「海抜は何メートルあれば安心なのか?」という疑問に対して、国の明確な基準は存在していません
ただし、過去の災害データや専門家の意見をもとに、以下のような“目安”が語られています。

安全性海抜の目安
安全20m以上
概ね安全10〜20m
注意5m~10m未満
危険5m未満

具体的に町丁目ごとにみてみましょう!

※海抜と標高の違いとは?
「海抜」も「標高」もほぼ同じ意味です。
どちらも「東京湾の平均海面からの高さ」を表しており、使い分けに明確な違いはありません。

港区で海抜が高い安全な地域はどこ?

港区における海抜10メートル以上20メートル未満の「概ね安全」な地域は、全部で17町丁目あります。さらに、海抜20メートル以上の「安全」とされる高台エリアは、42町丁目にのぼります。これらの地域は津波や河川氾濫のリスクが比較的低く、地盤も安定しているため、居住環境として安心できるエリアといえます。

港区の町丁目別・海抜による安全性評価

安全性海抜の範囲主な町丁目特徴・リスク
危険0〜5m未満浜松町一・二丁目、東新橋一・二丁目、新橋一〜六丁目、芝浦一〜四丁目、海岸一〜三丁目、芝公園一・二丁目、芝一〜五丁目、芝大門一・二丁目、港南一〜五丁目、西新橋一〜三丁目、三田三丁目港区の沿岸・低地エリア。東京湾に面し、津波・高潮・河川氾濫のリスクが高い。高密度な都市部で人口も多いため、災害時の避難にも課題がある。
注意5〜10m未満三田一丁目、台場一・二丁目、麻布十番一〜四丁目、東麻布一〜三丁目、南麻布一・二丁目、白金一・三・五丁目、虎ノ門一〜三丁目、赤坂三丁目、高輪二・三丁目、麻布狸穴町やや標高は上がるものの、場所によっては排水が悪く、周辺の低地からの水の流れ込みも想定される。
概ね安全10〜20m愛宕二丁目、三田二・四丁目、芝公園三・四丁目、赤坂一・二・六丁目、白金台一・四丁目、虎ノ門四・五丁目、元赤坂一・二丁目、元麻布一丁目、西麻布二丁目、六本木六丁目高台または緩やかな斜面に位置し、浸水の記録も少ない。とはいえ一部の坂下エリアでは注意が必要。
安全20m以上麻布台一〜三丁目、南麻布三〜五丁目、白金二・六丁目、白金台二・三・五丁目、西麻布一・三・四丁目、赤坂四〜九丁目、六本木一〜五・七丁目、南青山一〜七丁目、北青山一〜三丁目、高輪一丁目、麻布永坂町港区の中でも最も高台に位置し、津波や河川氾濫のリスクは極めて低い。地盤も比較的安定しており、居住性が高いとされる。災害に強いエリア。

港区の町丁目別・海抜一覧(低い順)

👇こちらから東京23区全域の標高を地図で確認できます。

町名海抜(M)安全性
浜松町一丁目1.7危険
東新橋二丁目2危険
海岸一丁目2.1危険
新橋五丁目2.1危険
新橋六丁目2.1危険
芝浦一丁目2.1危険
新橋三丁目2.3危険
海岸三丁目2.4危険
芝公園二丁目2.4危険
芝浦二丁目2.4危険
新橋四丁目2.5危険
浜松町二丁目2.7危険
海岸二丁目2.8危険
芝大門一丁目2.8危険
港南二丁目2.9危険
新橋二丁目3危険
芝公園一丁目3.1危険
芝二丁目3.2危険
芝浦四丁目3.4危険
港南三丁目3.4危険
芝四丁目3.5危険
芝浦三丁目3.5危険
東新橋一丁目3.6危険
新橋一丁目3.6危険
港南一丁目3.6危険
芝大門二丁目3.7危険
港南五丁目3.8危険
西新橋三丁目3.9危険
芝五丁目4危険
港南四丁目4.2危険
西新橋二丁目4.3危険
西新橋一丁目4.7危険
三田三丁目4.7危険
芝三丁目5注意
台場二丁目5注意
三田一丁目5.2注意
麻布十番四丁目5.2注意
虎ノ門一丁目5.3注意
東麻布三丁目5.5注意
台場一丁目5.5注意
南麻布一丁目5.8注意
麻布十番二丁目6注意
麻布十番三丁目6.1注意
東麻布二丁目6.2注意
高輪三丁目6.2注意
三田五丁目6.5注意
南麻布二丁目6.6注意
東麻布一丁目6.6注意
白金一丁目6.6注意
虎ノ門三丁目6.9注意
虎ノ門二丁目7.2注意
麻布十番一丁目8.4注意
麻布狸穴町8.5注意
白金三丁目9注意
赤坂三丁目9.3注意
白金五丁目9.4注意
高輪二丁目9.5注意
愛宕二丁目10概ね安全
三田二丁目10.3概ね安全
芝公園四丁目10.8概ね安全
赤坂六丁目11.2概ね安全
高輪四丁目13.8概ね安全
元赤坂二丁目13.9概ね安全
虎ノ門四丁目14.3概ね安全
芝公園三丁目14.5概ね安全
虎ノ門五丁目14.9概ね安全
赤坂二丁目15概ね安全
白金台一丁目15.1概ね安全
赤坂一丁目15.6概ね安全
三田四丁目15.7概ね安全
元赤坂一丁目16.4概ね安全
元麻布一丁目16.8概ね安全
白金四丁目19概ね安全
西麻布二丁目19.1概ね安全
六本木六丁目20安全
麻布台三丁目20.9安全
南麻布五丁目21安全
愛宕一丁目22安全
南麻布三丁目22.4安全
南青山四丁目22.9安全
六本木四丁目23.1安全
白金二丁目23.4安全
南麻布四丁目23.8安全
元麻布三丁目23.9安全
麻布台二丁目25安全
赤坂九丁目25安全
元麻布二丁目25.3安全
六本木二丁目25.3安全
六本木一丁目25.7安全
麻布台一丁目25.8安全
赤坂八丁目25.9安全
西麻布一丁目26.5安全
赤坂四丁目26.7安全
白金台四丁目26.7安全
六本木三丁目26.8安全
六本木五丁目26.9安全
高輪一丁目27.3安全
白金台二丁目27.5安全
赤坂五丁目27.6安全
西麻布三丁目27.7安全
白金六丁目27.9安全
西麻布四丁目28安全
麻布永坂町28.3安全
南青山三丁目28.3安全
白金台五丁目28.3安全
白金台三丁目28.7安全
赤坂七丁目29安全
六本木七丁目29.5安全
南青山一丁目29.6安全
南青山七丁目29.9安全
南青山六丁目31.6安全
南青山二丁目32.6安全
南青山五丁目33.6安全
北青山一丁目33.9安全
北青山三丁目34.3安全
北青山二丁目34.7安全

【 出典|参照 】
■ 国土地理院|https://www.gsi.go.jp/
■ Geolonia|https://geolonia.github.io/japanese-addresses/

港区の海抜から見た不動産・暮らしのポイント

  • 同じ区内でも「地形」によってリスクが大きく異なる
     → 不動産購入時は「駅近」だけでなく、「標高」「災害ハザードマップ」もチェックを!
  • 0〜5mエリアは、想定外の豪雨や内水氾濫に備えた設備が重要
     → 防水板、地下機械室の注意、保険も要検討
  • 20m以上のエリアは資産性・安全性の観点から人気が高く、地価も安定
     → 長期居住や投資目的にも安心材料に

ドクターアセットは
日本有数のベンチャーキャピタルから出資を受けて運営されています

  • ITOCHU TECHNOLOGY VENTURES
  • global brain
  • みずほキャピタル