災害リスク
2025/07/30
練馬区の海抜・標高ってどれくらい？町内ごとに比べてみよう。
海抜は何メートルあれば安心？
海抜が大きく影響する自然災害には、津波・高潮・河川の氾濫・内水氾濫などがあり、特に低地の多い地域は要注意です。
「海抜は何メートルあれば安心なのか？」という疑問に対して、国の明確な基準は存在していません。
ただし、過去の災害データや専門家の意見をもとに、以下のような“目安”が語られています。
| 安全性 | 海抜の目安 |
| 安全 | 20m以上 |
| 概ね安全 | 10〜20m |
| 注意 | 5m～10m未満 |
| 危険 | 5m未満 |
具体的に町丁目ごとにみてみましょう！
※海抜と標高の違いとは？
「海抜」も「標高」もほぼ同じ意味です。
どちらも「東京湾の平均海面からの高さ」を表しており、使い分けに明確な違いはありません。
練馬区で海抜が高い安全な地域はどこ？
練馬区における海抜10メートル以上20メートル未満の「概ね安全」な地域は、存在しません。海抜20メートル以上の「安全」とされる高台エリアは、76町丁目にのぼります。これらの地域は津波や河川氾濫のリスクが比較的低く、地盤も安定しているため、居住環境として安心できるエリアといえます。
| 安全性 | 海抜の範囲 | 主な町丁目 | 特徴・解説 |
|---|---|---|---|
| 安全 | 約26.6m〜49.3m | 羽沢三丁目、小竹町、小竹町二丁目、氷川台、豊玉各丁目、平和台、早宮、桜台、旭丘、高野台、春日町、旭町、中村、中村北、中村南、練馬、富士見台、三原台、光が丘、東大泉、西大泉、谷原、南田中、南大泉 など | 武蔵野台地の中央から西側に広がる高台エリア。水害リスクは極めて低く、住宅地として非常に安定した地形。 |
| ※参考：23区内でも有数の「全域安全ゾーン」 | 練馬区には**「危険」や「注意」レベルのエリアはほぼ存在せず**、全体的に安全性が高い地形構成となっているのが特徴です。 |
練馬区の町丁目別・海抜一覧（低い順）
👇こちらから東京23区全域の標高を地図で確認できます。
| 町丁目 | 海抜(m) | 安全性 |
| 羽沢三丁目 | 26.6 | 安全 |
| 氷川台三丁目 | 27.1 | 安全 |
| 桜台三丁目 | 31.8 | 安全 |
| 小竹町一丁目 | 31.9 | 安全 |
| 氷川台一丁目 | 32.2 | 安全 |
| 練馬二丁目 | 33.5 | 安全 |
| 豊玉北二丁目 | 34.3 | 安全 |
| 豊玉中一丁目 | 34.5 | 安全 |
| 旭丘二丁目 | 34.6 | 安全 |
| 桜台六丁目 | 34.8 | 安全 |
| 羽沢二丁目 | 35 | 安全 |
| 平和台三丁目 | 35.2 | 安全 |
| 早宮一丁目 | 35.4 | 安全 |
| 氷川台四丁目 | 35.5 | 安全 |
| 小竹町二丁目 | 35.5 | 安全 |
| 早宮二丁目 | 35.8 | 安全 |
| 豊玉南一丁目 | 35.9 | 安全 |
| 桜台二丁目 | 36.2 | 安全 |
| 豊玉南二丁目 | 36.3 | 安全 |
| 豊玉上一丁目 | 36.9 | 安全 |
| 旭丘一丁目 | 36.9 | 安全 |
| 豊玉北一丁目 | 37 | 安全 |
| 高野台二丁目 | 37 | 安全 |
| 早宮四丁目 | 37.2 | 安全 |
| 羽沢一丁目 | 37.3 | 安全 |
| 豊玉上二丁目 | 37.5 | 安全 |
| 豊玉北三丁目 | 37.6 | 安全 |
| 豊玉中三丁目 | 37.6 | 安全 |
| 春日町一丁目 | 37.7 | 安全 |
| 桜台五丁目 | 37.7 | 安全 |
| 栄町 | 38 | 安全 |
| 豊玉南三丁目 | 38 | 安全 |
| 春日町四丁目 | 38 | 安全 |
| 春日町三丁目 | 38.2 | 安全 |
| 桜台一丁目 | 38.3 | 安全 |
| 豊玉北四丁目 | 38.9 | 安全 |
| 旭町一丁目 | 38.9 | 安全 |
| 中村南二丁目 | 39 | 安全 |
| 桜台四丁目 | 39.1 | 安全 |
| 豊玉北五丁目 | 39.2 | 安全 |
| 豊玉中二丁目 | 39.3 | 安全 |
| 中村南一丁目 | 39.4 | 安全 |
| 春日町六丁目 | 40 | 安全 |
| 中村一丁目 | 40 | 安全 |
| 高松五丁目 | 40.1 | 安全 |
| 豊玉北六丁目 | 40.4 | 安全 |
| 豊玉中四丁目 | 40.6 | 安全 |
| 光が丘六丁目 | 40.7 | 安全 |
| 練馬一丁目 | 40.8 | 安全 |
| 中村北一丁目 | 41 | 安全 |
| 練馬三丁目 | 41.1 | 安全 |
| 中村二丁目 | 41.4 | 安全 |
| 光が丘七丁目 | 41.5 | 安全 |
| 向山一丁目 | 41.5 | 安全 |
| 向山二丁目 | 41.7 | 安全 |
| 中村北三丁目 | 41.7 | 安全 |
| 中村北二丁目 | 41.8 | 安全 |
| 高松四丁目 | 42 | 安全 |
| 東大泉四丁目 | 42.2 | 安全 |
| 中村三丁目 | 42.6 | 安全 |
| 中村南三丁目 | 42.8 | 安全 |
| 谷原一丁目 | 42.9 | 安全 |
| 谷原四丁目 | 42.9 | 安全 |
| 谷原三丁目 | 43.1 | 安全 |
| 三原台三丁目 | 43.2 | 安全 |
| 富士見台四丁目 | 43.4 | 安全 |
| 富士見台三丁目 | 43.8 | 安全 |
| 富士見台二丁目 | 43.8 | 安全 |
| 三原台一丁目 | 44.1 | 安全 |
| 西大泉一丁目 | 44.6 | 安全 |
| 谷原五丁目 | 44.6 | 安全 |
| 東大泉二丁目 | 45 | 安全 |
| 富士見台一丁目 | 45.2 | 安全 |
| 東大泉三丁目 | 45.9 | 安全 |
| 南田中一丁目 | 46.6 | 安全 |
| 南大泉六丁目 | 49.3 | 安全 |
【 出典｜参照 】
■ 国土地理院｜https://www.gsi.go.jp/
■ Geolonia｜https://geolonia.github.io/japanese-addresses/
練馬区の海抜から見た不動産・暮らしのポイント
- 同じ区内でも「地形」によってリスクが大きく異なる
→ 不動産購入時は「駅近」だけでなく、「標高」「災害ハザードマップ」もチェックを！ - 0〜5mエリアは、想定外の豪雨や内水氾濫に備えた設備が重要
→ 防水板、地下機械室の注意、保険も要検討 - 20m以上のエリアは資産性・安全性の観点から人気が高く、地価も安定
→ 長期居住や投資目的にも安心材料に
